mixiユーザー(id:60028514)

2016年04月26日08:48

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4ヶ月前から新方式蓄電装置の設計をしているが自分で40年も前に開発設計した回路を使う

此処のところ、鉛蓄電池のコンピューター制御蓄電装置の設計をしているが、冷暖房設備が無い処で使用する為にー40度〜60度位で安定した動作をしなければ成らないとかんがえた。
そこで問題と成るのが基準電圧の問題である。
鉛蓄電池は充電終止電圧が13.8Vと成っているが、一般的な充電器ではー40度〜60度での動作は考慮されていない。
それで基準電圧発生ICを使用した充電回路の温度特性をシュミレーションしてみると何と0.2V近く変動してしまう。
考えてみれば当たり前である。
一般的なICではこの様な条件では使用が考えられていないのである。
それで温度保証した定電圧ダイオードを考えたが、この温度範囲で定電圧を保つ事は出来るが、数万台にもなる製品とすると難しい。
それで思いついたのが40年以上前に考えたFETによる定電流回路で抵抗に流して定電圧を得る方法である。
当時も温度特性を如何にして一定にするかを考えて特定のFETを使用して定電流回路を構成した。
今はコンピュータシュミレーションが使用出来るので何種類かのFETでのシュミレーションをしてみて驚いた。
メーカーが異なっても同一用途に使用するFETでは温度特性が変化しない電流では同じ結果になるのである。
FETの構造から考えると当たり前であるが、自分の技術も40年向上していない事になる。
当時はコンピュータ等は使用しないで如何にして良い結果を得るかだけを考えたのであるが、考えが間違っていない事に驚いた。
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