☆彡 藤原歌劇団のページより写真はシェア。素敵な「愛の妙薬」ありがとうございました。大成功おめでとうございます。美しい舞台で大感激いたしました。
稽古、ゲネプロ、本番 拝聴いたしました。
G・ドニゼッティ作曲オペラ『愛の妙薬』ゲネプロと本番
の感想。今日の演奏、ベルガモの「Teatro Donizetti」で上演、されてもいいとおもいます。かなりクオリティーの高いものです。ナポリ、ローマからの舞台セット美術衣装小道具ですから。おなじみGrossiが担当。園田さんの 前へ前へ進むアッチェレなテンポとたっぷりきめる対比コントラスト、フェルマータ、コロラトゥーラ・アジリタ、カデンツァのヴァリエッツィオーネ、そして歌手の呼吸息遣いとオーケストレーションのデュナーミクがいいですね。ロッシーニクレッシェンドみたいにドニゼッティ節をたっぷりと堪能いたしました。
粟国先生演出の素敵なバスク地方の田園風景・地帯を再現。バスクへ行ったのでよくわかります。登場人物・合唱や助演の人の動かし方の描き方がまずいい。
ネモリーノの宮里さんは、純朴な好青年を演じ、笑いを取っていました。一番の盛り上がり、ララララララララララララランのタップダンスよかったです。Rアラーニャ、Rヴィリャゾンは、お手玉しながらですが。若き日のヤング・パヴァロッティを感じさせる演奏。特に大アリア;ロマンツア「Ura frutiva lacrima(lagrima)」は、前奏のアルパとファゴットがしんみり聞かせ、たっぷりと朗々とした名演でした。最高音のアクートはお見事でティンブラーレしたコローラートな音色。ブリッランテ・レッジェーロ系統です。
光岡さんのアディーナは、Desiree Rancatoreの日本人版です。デジレーと並び、チャーミングで、コケティッシュなスーヴレット系統。例えば同作曲家の「Don Pasquale」のノリーナや、「連隊の娘」マリー、「リタ」リタ、「劇場的不都合」「Viva La Mamma!!!」コメディアン・デッダルテとか。ことなる作曲家のオペレッタシリーズでは、まず思い浮かぶのが、Jシュトラウスの「こうもり」のアデーレと同様な役柄です。イゾッタをせつぜと感じさせました。テクニカルメンテでは、コロラトゥーラ・アジリタのベルカント唱法はお見事でした。鳴りやまぬ拍手でした。拍手大喝采でした。
ドゥルカマーラの田中さん、ジャンネッタの丹呉さんも好演。お見事でした。たくさん笑いました。
アンコール カーテンコールでのCori よかったです。折江先生よかったー。復興支援のナイスコメント。
Tutti Braviiiiiiiiiii Siamo divertiti molto e poi Siamo Felicissimi…..Come l’Opera Buffa...
藤原歌劇団公演
G・ドニゼッティ作曲オペラ『愛の妙薬』
日時：2016年4月24日14時開演
場所：テアトロ・ジーリオ・ショウワ
指揮：園田隆一郎
演出：粟国淳
キャスト
アディーナ 光岡暁恵
ネモリーノ 宮里直樹
ドゥルカマーラ 田中大輝
ベルコーレ 岡昭宏
ジャンネッタ 丹呉由利子
合唱：藤原歌劇団合唱部
管弦楽：テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
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