フィデル・カストロ大兄同志のオバマへの革命的な諭しの見解

以下、マイミクの預言者さんの御日記より転載させて頂きます。

　以下は『Ｇranma．cu』に掲載されているフィデル・カストロ大兄同志のオバマへの革命的な諭しの見解である。
　★「私は南北アメリカ大陸から冷戦の後遺症を埋葬するために来た。私はキューバ人民に友情を指しのべるためにやってきた。」とオバマが演説した。
　そして、我々キューバ人が初めて耳にする言葉が洪水のように流れた。「我々双方ともヨーロッパ人が植民地にした＜新世界＞の人間だ。キューバは米国と同じように、アフリカから連行された奴隷によって建設され、米国と同じように、遺産の起源を奴隷と奴隷所有者に遡ることが出来る。」と。
　オバマの頭には全く先住民が存在しないのだ。彼が１０歳になる前に、キューバ革命が黒人差別（※塩見。原住民を指すのであろう。）を根絶したこと、キューバ人の給料と年金は全て革命で定めた法令が支払っている。ヤクザが雇って黒人を娯楽施設から追い出すというブルジョアジーの人種差別をなくしたのは革命であること言わなかった。しかもその革命は、アンゴラの反アパルトヘイトの闘いに参加し、更にアフリカ大陸から核兵器を廃絶するのに貢献した。
　★この革命から１５ヶ月後の１９６１年、米軍の戦艦と空母の援助を受けた傭兵たちがキューバを奇襲、貴重な人命を奪った。（※塩見、ブラヤヒロン浜辺への侵入のことであろう。キューバ人民はこれを撃退した。）米軍と裏切り者達の暴挙は許されるものではない。アフリカでも米国やヨーロッパはキューバ軍を簡単に追い出せると思ったキューバ軍は強かった。アパルトヘイト国家・南アの機動部隊がアンゴラから侵入しルアンダに近づいたが、キューバ軍が迎え撃ち、戦いは１５年間続いた。
　私がこの話をするのは、オバマのハバナ演説に対して、私自身が応答する義務があると思うからだ。しかし、詳しい話はやめておこう。ただ人間解放の名誉ある闘いの歴史の一ページあったことだけは強調しておきたい。
　★ある意味でオバマの言動が間違っていないことを私は希望している。彼の非エリートの生まれと生来の知性を思うとき、私はそう思わずにはいられない。人間の尊厳のために闘った闘った巨人・マンデラの本がある日,私の手元に届いた。なんとその序文をオバマが書いているのだ！私は序文に目を通し、マンデラ自筆の小さな文字を読んで、その内容に驚嘆した。このような人物に知り合えたことを誇りに思う。
　一つのことを指摘しておきたい。それは、いったいどのようにして南アに入ったのかを知りたかった。当時、私が得た情報では、１０〜１２発の核爆弾が南アにあることだった。情報源は、『相容れないミッション―ハバナ、ワシントン、アフリカ、１９５９年〜１９７９年｀−−　著者、ピエロ、グレイジェセス』であった。彼と話したが、本を書いたことは既にキューバ大使であるアンゴラ解放闘争で活躍していたホルゲ・リスケトに話したコト以上ﾆﾊ出ていない､と言った｡リスケトは病床に伏し、やがて死んだが。いずれにせよ、レーガン政権とイスラエルから核兵器を得たことは確かである。
　オバマはこのことを知っているのであろうか。彼がこのことを考慮せず、キューバに政治介入しないことを臨む。
　★もう一つ大切なことがある。オバマはびっくりするような甘い言葉を使った。「今や過去を忘れ、過去を捨てるべき時だ。ともに未来に目を向けよう。希望の未来。それは困難かもしれないし、多くの課題もあるだろう。しかし、時間を掛けよう。現に私がキューバに来ていることが希望ではないか。今後は家族として、隣人として、友人として、共に歩める希望ではないか」と。
　米国の大統領からこんな言葉を聞いたら、少し前なら我々キュ−バ人は、心臓麻痺に襲われたであろう。６０年間も苛酷な経済封鎖、傭兵の襲撃、旅客機が次々に吹き飛ばされ、傭兵やＣＩＡ
の様々な悪事が続いて来た後なのだ。
　人間の尊厳を打立て、貪欲な利己心を克服したこの国の人民は、自力で教育、科学、文化の発展で手に入れた誇り、精神的豊かさ、そして」人権があり、如何なる資本主義的誘惑があってもそれらを手放すことはないし、資本主義に対して幻想は持っていない。我々は、人民の努力と知性で、生きるのに必要な食糧、物質、医療を所有し、生産できることをオバマに知らせなければならない。米帝国主義からもらうものは何もないことを。
　平和的手法で経済を営んできたこと、地球上の全ての人間と平和的な友好関係で付き合うことがキューバの国是であることを、オバマに認識させなければならない。