転勤してから3週間

4月1日に転勤してから3週間経つ。3月の仕事が休みの日に、部長から電話が
かかってきたので、何事かと思ったら、4月1日付けで○○局への転勤を命ずると
言われビックリした。我が社の場合、事前に異動に関する打診が何もないので、
あれば心の準備もしやすいのにと思ってしまう。僕が希望していた職場でない
のが残念だったが、前の職場に12年7か月も在籍していて、そろそろ新しい風に
吹かれてもいいと思っていたので、異動するという事実は素直に受け入られた。

12年7か月もいると、今までの職場での仕事のやり方にすっかり慣れてしまい、
今更他の職場の仕事のやり方に溶け込めるのかしらなど色々気にしていたら、
転勤する前から結構ドキドキ感が増し、好きなジョギングとか読書をやる意欲が
少し減っていた。転勤する前に、前の職場の仲間が、お別れ飲み会・お別れ
スイーツ堪能会・お別れカラオケ大会を開催してくれ、とても楽しいひとときを
過ごせたが、4月になると、気が合っていた職場の仲間とも早々会えないと
思ってしまい寂しくなった。

転勤したら、電車通勤に切り替え、電車の中では読書をしたり、メールを送ったり
して、それなりに有意義に過ごしているが、今まで自転車通勤をしていたから、
運動量が減ってしまい心配だ。今の職場では、24年の間で、過去に一緒に働いて
いた人が何人もいて、すんなりと話したり相談できたりするから心強い。転職だと、
転職先に知っている方がいるなんて滅多にあり得ないだろうから、転職したら、
内向的な僕は人間関係作りにとても苦労しそうだ。

一番ショックだったのは、通勤手当を申請した際、一番時間がかからない
ルートで申請したのだが、それよりは10分以上通勤時間がかかるが、定期券代が
一番安くすむルートで認定されたことだ。このまま一番時間がかからないルートで
通うと、わずかだが自腹で出勤しないといけないのが切ないが、通勤手当が
貰えない企業もあるかもしれないので、あまりわがままも言ってられないのだろう。
認定した人は、その面倒臭いルートで実際に通勤してみろと文句を言いたくもなる。

休憩室が狭くて、ベンチとテーブルを置くと、隙間が殆どなく、休憩室内を移動
する時に、休憩室のベンチに座っている人の脚を動かしてもらわないといけない
ので、とても申し訳ない。結構お菓子が置かれていて、前の職場ではそんな
事はなかったから嬉しかったりする。狭いよりかは広い方が、心にゆとりを
持って過ごせるなあと思った。

勤務体系は、休みが不規則なのも、早番と遅番があるのも、前の職場と変わら
ないが、前の職場と比べて、日曜が休みやすくなりそうで、マラソン大会の
参加にそこまで気を遣わないようになるのはいいかもしれない。仕事内容は、
部は変わらず、今までやっていた事とほぼ同じだが、職場によってやり方が
違うので、まだ戸惑っている段階だ。現時点では、我が部には幾つかの担務が
あるが、一つの担務しかこなしていない。なので、アルバイトみたいな気分を
味わっているが、自分がやっていない担務のアルバイトさんなんかの顔も
名前もなかなか覚えられず、部の全員の名前と顔を覚えるのは時間がかかり
そうだ。来月以降、他の担務もこなしていくのだろうが、それはそれで楽しみだ。

訪れるお客様の数が前の職場よりは断然多く、仕事が終わるとへろへろに
なってしまうがそろそろ慣れたいものだ。帰宅したら、横浜マラソンで貰った
泡盛を飲んだりして、仕事の疲れを癒している。職場の付近に規模が大きめの
図書館があり、本好きな僕はラッキーだと思っている。今まで働いていて、
職場の付近に必ず図書館があり恵まれていると感じている。転勤した事を
前向きにとらえ、これからも新しい事を吸収しつつ、今の職場の人と楽しくコミを
図りつつ仕事ができたらいいなあと思っている。