AG PYTHON 2（TOKYO MARUI）

東京マルイ　エアーリボルバーバイソン（エアコキ）の続きです。

私はリボルバー好きの「ダメな銃」を直すのが趣味なヲッサンですからイイネタですｗ

色々情報は出てきているようですが、本当に酷いですねｗｗｗ（草生えるわ）
2chあたりでは課金￥4000の「確率２５％のガチャ」とか言われてるし。

あたり個体もあるようなので、道楽さんの動画でクソパイソンと両方があるのは信じていただけると思うのですが、「シルバーパイソン」がハズレではないです。

黒も銀もひとしくハズレはある。
単に個体差。

マルイは品質管理すらしなくなった（？）というだけな感じですね。エアリボだからといっても多少のロマン＝問題はあっても良い。

クラウンさんのとか命中率悪かったとしても、カート式だし許されていると思うんですよね。マルイのはまともに飛ばない個体がゴロゴロしてるみたいだからなｗｗ

この時点で最初はマルイのクラウン潰しとか言ってた人も見かけましたが、完全にクラウンの勝利でしょ？マルイの完全敗北だよ。

きちんと「リコール対応」的なことをすれば別ですが、それはないと思うしｗ
最初にざっくり私が知る限りのNG集まとめますと

・ホップパッキンが傷んでいる個体がある
・リヤサイトが無い個体がある
・エジェクターが完全にズレて組まれている個体がある
・塗装に毛が噛んでいる個体がある
・塗装が部分的に剥げている個体がある
・10歳シールを剥がすと塗装がもってかれる
・ヒケがある（仕様）
・カートの塗装が剥げる（仕様）
・本体の塗装が剥げる（仕様）
・カートがきつめで押し込まないとシリンダーにストンとは入らない（⇒カート塗装剥げる）
・インナーバレル保持部（プラ）が割れている個体がある（私の黒パイ）
・ホップパッキン部がオイルでびしゃびしゃ（私の黒パイ）
・シリンダーオーバーランする個体がある（しょんべん弾の原因）
・シリンダーが回りきらない個体がある（しょんべん弾の原因）
etc...
まぁ、外観上の問題は我慢できるとして、上記の弾道性能に関わる点はひどいですよね。ホップがかからない、しょんべん弾、弾ポロなどは論外でしょう。

クラウンのパイソンとマルイので決定的にあかんと思うのはシリンダーロックがクラウンのはシッカリしているのにマルイのはどうも不安定です。中身同じ構造なんですけどねｗｗ

（だからクラウンの劣化コピー・・ry）台湾製のクラウンのほうが、日本製のマルイよりマシですから。

*　〜以下、カスタム（修理？）〜

分解/改造等は完全自己責任です。当方は一切責任負いません（ﾃﾝﾌﾟﾚ）
ハズレ引いて自分で直せない人は何もせず素直にマルイに返品しましょう。
（受け付けてくれるのかしらんが・・）

さて直していきます。バレル分解。

リヤサイト前のピンを1本抜けば前にスポンと抜けます。バレルに結構なバネのテンションがかかっているので、バレルごと発射しないように気をつけましょう。

ん？なんかおかしくね？

ヒビ入ってるんですけど・・・（マジ愉快だな、このクソパイ）

完全に割れてます。下がホップチャンバー部のキーが入るように溝があるので少し薄いのですがそこがアルミインナーを挿すときに強引にさして割れてますね。。

わかりずらいと思うのですが、中がオイルでびっしゃびしゃのビチョヌレでした。。（当然パッキンも）



パッキン自体はなんだか微妙な出来。。一応問題はなさそうですが、もやっとうっすら傷があるような感じなんですよね。あとホップ突起の出代はバレルに組んだとき、ほぼ出てない状態でした。

まずは脱脂して組み直しだけでホップ治るかなー？と思って撃ってみましたが、0.12gでもほぼノーホップ状態でした。

仕方ないのでALテープで修正していきます。

プラチャンバーの割れていた部分はALテープでテキトー補修してあります。

色々やってみましたが、ALテープは複数枚や幅広に貼るとホップが効きすぎることがわかりました。幅広の時、0.12gでは天を突くような弾道で、0.2gでも上昇してしまいました。

セラグリスをつけて元に戻す。

3回やり直して、なんとか0.12gでちょっと強めのホップ、0.2gでちょっと足らないかな？くらいのフラットホップにしました。ALテープの幅は2.5mmくらいで調整。1枚のみです。

さて、これでもまだ弾ポロというかしょんべん弾がなおりません。ちゃんと飛ぶやつは３ｍ先のプロターゲットに穴があくのに、ダメだと１〜２ｍ先で床に落ちる感じです。

結構撃ち込んでも6発中4発は正常、2発が異常という形でカートも入れ替えてみてもダメで、シリンダー自体に癖があるようです。

シリンダーを樹脂成型でつくらないといけないカート式エアガンでリボルバーという精度を必要とする構造はそもそも厳しいんですよね。

マルイのガスパイソンの構造（BB弾がバレルの中に1発移ってから発射される）など、アレが正解だし、究極だと思います。それを販売している同じ会社の製品とはとても思えないんだがｗｗｗｗ


シリンダーの内径も測定してみましたが、だいたいφ10.8程度で言うほど歪んでいたり、穴ごとでの差はありませんでした。でもカートがきつく感じる場所があるんですよね。

ジッと良く見る。。（弾ポロや異常が出た個所にマジックで点をつけてます）

エジェクター（エキストラクター）ズレてね？？これではカートが偏るし、競る所もでています。


金属カートに紙ヤスリを巻いて少しすりました。バリも取れたかな。

カートが全部ストンと気持ちよく入るし、出るようになりました☆（クラウンでは当たり前）

エジェクターのガタも大きいのでALテープでガタどりもしておきました。

フォロースルー（残心）してみた。（発射後、トリガーを引いたまま保持）

正常な弾が出たとき。カートがバレルのフォーシングコーンときちんと噛んでます。


しょんべん弾のとき。カートがフォーシングコーンを前に押し出してしまってます。カートとバレルの軸が出ておらず、ズレが生じているからです。

ズレが12時と6時の位置、2か所にあり、シリンダーが回りきってない為とわかりました。→パッキンにBB弾が接触してまともに発射されない。

ただ、なぜシリンダーが回転しきらないのかがわかりません。クラウンのパイソンとマルイのパイソンと何が違うんだろうなーと触り比べていたら、マルイのはシリンダーが前後に動く。

→それとは別にヨーク部分がフレームに押すと反力で「もにょ。」と戻ってくることに気付きました。
⇒シリンダーがきちんと収まってないので回転を司るハンドがうまく当たってないのでは？


ヨーク部を分解・・・なんかロッドとヨーク本体に隙間がある（？）

え？ポロってとれたんですけど・・・どんなビックリドッキリメカですか？
軸が一体ではなく、接着なのですが、なんか斜めに歪んでる気がする。
⇒負荷がかかり接着がとれた？

とりあえず、接着材をヤスリで軽くとって、軸の直角が出るように目たてし直しました。これでも取り付けるとシリンダーはまだ「むぎゅっ」としてましたので、とりあえず単に修理です。



最後はヨークが収まる個所のフレームのバリっぽい所と平面を少しヤスリで落としてならしました。
⇒正解！シリンダーがきちんと収まるようになり、むぎゅっと押し戻される事がなくなりました。

そうするとシリンダーが今度はきちんと正回転するようになり、弾ポロしずらくなったのですが、ゼロにはならず、どうも1箇所だけ今度はオーバーランします。（5/30発くらいの確立）

今はそこのシリンダー箇所が特定できているので回転ラッチ部を少しカッターナイフで削いでみたのですが、多少マシにはなりましたが、ハンマーを勢いよく起こすとダメです。

正常な所は勢いよく回してもちゃんと止まるのですが。。

とりあえずゆっくりめでハンマーコックすることでしょんべん弾が出なくなったのでそこで妥協しています。初速は先日と変わらずぐらいか、少し下がって0.08Jくらいになってます。（撃ち込みでバネがヘタってきたかな？）

いつもの室内グルーピング。（6発同一カートにて）
【0.2g】

【0.12g】

やっと3mで的に入るようになったので0.12gと0.2gでとってみました。確かにクラウンパイソンに比べれば良いのですが、クラウンにはM19もM586もM29もあります。

フォーシングコーン＆バレルがほぼ固定（※）のクラウンパイソンには勝てますが、フォーシングコーンが可動のM29だったらこれくらいのグルーピング出ますぜ？

（※）
実際にはパイソンのフォーシングコーン、インナーバレルは可動しますが、堅いのとストロークが小さく、M29ほどに動きません。トリガープルの引き切りでカートが刺さってバレルが動くには相当引かないと動かないので≒固定として表現しています。

箱出し一発でこの状態なら、まぁ安くはないが悪くはないかな・・・で済みますが、私のようにハズレだったらちょっと堪らないですよね。

だってマルイなら定価ベースで950円で銀ダン、1600円でRF銀ダン、3200円でオートエアコキ買えるんですよ？3000円台ならクラウンのエアリボルバーも選べますし。4980円でコレはないだろ。。

当たり個体前提としてホップのかかり、飛距離と安定感ではマルイが少しだけいいと感じますが、微妙かなー？みんながマルイに望んでいたのは銀ダンのような性能だったと思うのですよ。。

私はクラウンパイソン（18禁）を主にして「マルイパイソンは部品取り用」にして2コイチカスタムでもしようかなｗｗ（？）