mixiユーザー(id:14981367)

2016年04月17日00:24

356 view

原発は運転していても停止していても危険度は変わらないというのもそのようなデマの一つです。原発推進論を唱えるネトウヨ達の根拠には嘘やデマが用いられます。嘘やデマを駆使しないと推進論が成り立たないのです。

それらの多くの人が精神的に問題が有りそうな人達のようで、恐らくは社会とは隔離傾向にあったりするケースが多いようです。
彼らの発言は参酌する必要は全くありませんが、しかし文章として世間に出てくるとそれに影響を受けてしまう他のネトウヨさん達もいて、終局的に収拾がつかなくなります。
適宜にそれらのデマや嘘の補正作業が必要となります。

そのデマは当初、「とある作業員が、原発は運転していても停止していても危険度は変わらないと言っているそうだ」 というところから開始された模様ですが、原子力工学にたずさわるどこそこの大学の教授が… とかではありませんし、原発特集記事を連載しているとこそこの報道機関が… とかでもありませんでした。
「どこそこの名も知れぬ原発作業員の誰かが…」という前提の下で拡散されていったデマです。


原発の運転中と停止中では、フルスピードで走ってる自動車と、エンジン止めて駐車ブレーキかけてる自動車ほどの危険度の相違が有ります。
駐車している自動車と言えども、ガソリン漏れが起こったり、テロや暴動に襲われる危険は有るわけですが、フルスピード走行時に比較すれば非常に低い危険度です。

原発は稼働中は発熱量が高く、停止中は発熱量がずっと低くなります。
発熱量の低い停止中の方が対処が容易で遥かに安全になります。
以上、常識です。

発熱量が大きければ、数秒〜数時間内に緊急対処する必要がある。
しかし発熱量がずっと小さければ、対処するまでに数日〜数週間の余裕が持てるし、対処法は比較的ローテクで良い。
前者が運転中若しくは停止直後の原子炉。
後者が運転停止から日数が経過した原子炉、及び一般の核燃料プール。
運転停止処置から時間が経過した原子炉は非常に安全度が増します。安全を確保するのであったら、原発は運転停止の状態を保たなければなりません。

福1事故で高所に設置された4号機核燃料プールが危険視されたのは、その中に大量の核燃料が貯蔵されていて、プールに損壊が認められ冷却水漏れの恐れがあった(若しくは実際に水漏れしていた)から。それと共にプールそのものが余震等によって崩落してしまい、大量の核燃料が地上散乱してしまう可能性があったから。
他の号機の放射能漏れによって周辺が高濃度汚染された状況下では、事後に予想される4号機核燃料プールの不都合は、日本の命運を決するほどの危険度が有った。

これをですね、、
一部の人がおかしな解釈をして、原発は運転中も停止中もその危険度は変わらないなどというゴタクの根拠にしているようです。
緊急冷却に失敗した1〜3号炉がなかったのなら、4号機核燃料プールにもし何かあったとしても正常な対応が数日〜数週間かけてできた。
しかしてああいう状況下でも、数か月を費やしてすこぶる危険な状況から脱した。

運転中の原発と停止中の原発には、そういう「対処可能時間」と「必要とされる技術力」の量と質の面において決定的な差異があるのですね。
対処可能時間が長ければ長いほど安全度が増すし、ローテクで良ければ安全度を高めます。

稼働中と停止中で危険度が変わらないのであらば、地震が発生しても緊急停止せずに運転継続してればいいじゃないですか。
理系的素養なくとも、単純な論理思考ができる人ならば、そういう推理も働くでしょうにね。







■「原発、現状において停止する理由ない」 菅官房長官
(朝日新聞デジタル - 04月16日 21:44)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3950813
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年04月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930