mixiユーザー(id:580466)

2016年04月16日01:34

194 view

仕事

いま自分はサラリーマン人生の中で大きな転機を迎えているのだろう。
12年間師事した上司が中国赴任となり、20年間アメリカに駐在していた
現地支社長が帰任し、新しい上司となった。

前上司は、私を一人前の社会人に育て上げてくれた大恩人だ。
仕事に必要なスキル、知識、作法、礼儀、交渉術、その他全てに於いて
影響を受け、良い意味で盗ませて頂いた。いつか仕事で必ず
恩返しをしなければならない。

新しい上司は在米20年だけあってアメリカンでフランクな感じで、早速
若手からも好感をもたれている。基本的には「政治的に正しい」判断を
重視するアメリカンスタイルで、論理的な部分もある一方、
職制や立ち場の上下を厳しく意識する保守的で日本的な面もある。

今後この新しいボスの仕事、つまり前上司の仕事の結構な部分を、
自分が手助けする事になるだろう。ボスはウラシマ太郎状態だ。

課長になってから、自分は社会人になって初めて「仕事が楽しい」と
思うようになった。自分は戦略や戦術を指示し、データ取りや資料集め等の
めんどくさい仕事は部下がやってくれる。会議などでも「管理職」の立場として
お偉いさんにも堂々と発言できる。自分の知識や経験をフルに活用できる。
足枷が外れて自由に歩けるようになった感覚だ。
これから本領発揮できる、その立場を得た意味でも昇格して良かったと思う。

今まで「上役の仕事」と思っていた事を実際に自分がやってみて、
「あれも出来る」「これも出来る」「これも出来た」と、確かな手ごたえがある。
正直、まだ全然余裕がある。いつもならこういう時は「慢心するな」と自戒するが
今は敢えてこの自信を放置しようと思う。どこまで出来るのか知りたい。

その意味でも、新ボスの仕事を「横取り」出来るのは願ってもないチャンスだ。
一歩先の仕事を早くやれば、それだけ早く知識と経験も増える。
幸いボスはアメリカ育ちの私を気に入ってくれているようで、重用もしてくれている。
部下もちゃんとリスペクトする上司なので、気持ちよく仕事出来るだろう。
本当に、人生とは「運」だと思う。
細かい不幸はあっても、私は大きな流れではツイている。

そしていつか「会社員とは」「労働とは」「組織とは」と言ったものの
真髄が見えた時に、自分は何を望むのだろうか。その時にもまだ
「ニートみたいな暮らしがしたい」と思うのだろうか。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する