mixiユーザー(id:5579809)

2016年04月15日22:24

193 view

旅・観光 @ 街も世界遺産も!山陰・山口の鉄道旅 その1

スプラトゥーンのプレイ動画、第6弾をせっせと作っている最中ですが、
そんな最中、新シリーズを始めてしまいましたw


初見プレイを見て満喫するシャドウハーツ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28636086

http://www.nicovideo.jp/watch/sm28636124



スプラとはジャンルも年代も違う作品ですが、興味あれば是非。
やっぱり自分以外ほとんど誰も見てない状況ですので、よろしくお願いしますよぉー。


------------------------------------------------------


前回の続きで、旅行記をはじめていきます。
写真だけは数百枚あって、全何回になるかわかりませんが、
まあ覚えてる内にゆるゆると綴っていければと思っています。


さて、今回は鉄道旅、しかも鈍行のみの青春18きっぷ旅ということで、
下調べ段階で最重要視すべきは列車の時刻です。
ルート上、驚愕の1日3本(!)しか列車が通らない全国トップの閑散路線、芸備線をはじめ、
ほとんどの区間が1本逃すと致命傷になるところばっかりなので、
全行程において、乗る列車だけはあらかじめ決めておく必要があります。

というわけで、下調べが嫌いな僕でも最低限こんな表だけは必要でした。
フォト

滞在時間まで、まさに分刻みのスケジュールとはこのことだ!
…しかし僕に限ってこんな予定通りに動くはずもなく、
特に最終日は現地で大胆なプラン変更をすることになったのですが、まあそれも一興。


…自転車旅行のときもそうなんですが、
僕が街に行くときは、基本的にその街に着いてからの細かい予定は立てて行きません。
またターゲットにした街のホームページやWikiくらいは覗きますが、
明確にこの場所に行こう!と調べることは稀です。
どうしても下調べが必要な場所などはこの限りではありませんが、
基本的には現地の観光案内所さんをフル活用させていただき、
その場で行きたい場所の観光プランを組み立てます。

スマホも持っておらず、外でネットする手段は限られているので
時間的に有名名所に行けなかったり、中には観光案内所でダベって終わり、
なんて街もありますが、それはそれで面白いもんです。


…また前置きが長くなりましたが、さすがにそろそろ本編へ。


-----------------------------------------------------


・出発

朝5:30、堺市駅で青春18きっぷに最初のハンコを押してもらい出発!
人生でこんなに電車に乗ってばかりの1日はもうないのではないか、
と思えるくらいの初日スタートです。
今日は移動メインの日なので、一気に島根県の松江まで移動しますよー。
フォト



以下の判例
□ → ほぼ通過、もしくはあまり詳しく見れなかった場所
■ → 少なくとも1時間以上観光目的で滞在できた場所

-----------------------------------------------------


□ 岡山市

新快速などを乗り継いで岡山駅に到着。
岡山市は10年くらい前に攻略済みですが、次の列車まで45分もあるので、
ちょっと駅前を散策。


中国地方最大の都市と言えば人口100万を誇る広島市になりますが、
都市圏として見れば、実は広島と岡山は同じくらいの規模だったりします(共に150万くらい)。
その中心都市の岡山市は、やはりデカい!!

フォトフォト
10年前攻略したときと、もちろん地形は変わってませんが、
こころなしかキレイになった気がします。路面電車もキレイになってます。


フォトフォト
あれ?こんなにスゴイ規模の地下街あったっけなー。
岡山は非常にアクセスが容易なので、また別に行く機会もありましょう。


----------------------------------------------------


□ 倉敷市
□ 総社市
□ 高梁市

残念ながら今回は通過しただけです。
倉敷市には何度も訪れてますが、総社市と高梁市はまた岡山と合わせて訪れたいです。


----------------------------------------------------


■ 新見市
フォト


岡山駅から電車で北に1時間半、中国地方中部の3都市の1つ、新見市に到着。
こっから先は1日3本(朝・昼・夕各1本)しか列車のない秘境、
その昼の便まで1時間少々あるため、ランニング観光を実施しました。

フォト
キレイに整備されていましたが、典型的な田舎の地方都市の駅前です。


ほとんど下調べをしていない上、大阪の人間からすると何のイメージもない街なので、
観光案内所だけが頼り。一通りの情報と地図を入手して、1時間の予定を作成。
(街のことを知りたい、という一般的な観光とは少し違う趣旨で訪れているので、
パンフレット読むより、案内所で話をした方が早いことが多いです)


出発前の簡単な地形確認で城山公園という地名があったので、城下町だと思って来たんですが、
この新見市は江戸時代に造られた町なので城はなく(一国一城の時代)、
その代わり御殿町と呼ばれる立派なお役所町を形成し、新見藩の執政を行っていたらしいです。


フォトフォト
今も残る御殿町の町並みや(非常に多く残っています)、
かつての賑わいが容易に想像できる中心部の旧商店街。
地名も新町や本町などがありますが、城町がないのは城がなかったからなんでしょう。
完全に騙されました…。


フォト
城山公園から見た新見市。
かつての新見県の中心地と言えど、規模的には小さい町です。


----------------------------------------------------


■ 芸備線・備後落合駅

駅に戻ると、1日3本しかない気車が既に出発準備中。
これに乗り遅れるとマジで旅行中止になるので、遅れず乗り込みます。

フォトフォト
2016年現在、1日3本しかない路線は過疎路線日本一タイ。
想像通りの田舎と山が延々と続きます。


フォト
スッカスカの時刻表!終電は夕方5時台です!


フォトフォト
この先本当に線路あるんでしょうねぇ!?と思わせる線路。
山奥でのカーブの度に15キロまで減速するのはマジで恐怖を覚えます。
それってつまり、そこまで減速しないとアブナイってことですよねぇ!?


ゆっくりと走って1時間半、木次線と芸備線の乗換駅となる備後落合駅に到着。
フォト
…普通、JRとJRが交差する駅って、交通の要所として栄えてると思いますが、
こんな山奥で、本当に店1つない乗換駅ってマジで始めてです(もちろん無人駅)。
さぞかし構内も閑散としてると思いきや、
僕と同じような鈍行旅の人でごったがえしておりました。
午後2時40分、この駅に3方向から列車がやってくる、恐らく1日で一番にぎやかな時なんでしょう。
それ以外の時間は本当に人っこ1人いない、秘境の乗換駅なんだろうなぁ…。

フォトフォト
撮り鉄の人がこぞってパシャパシャしてました。


てか、車内から思ってたんですが、
地元の人と思われる乗客は、みな途中の集落の駅で降りていき、
この駅まで乗ってる人はほぼ全員、僕と同じような格好をした旅行者で、
みんなカメラをぶら下げ、分厚い時刻表を持参してニヤニヤしています(僕は持ってないけど…)。
時期的に恐らくみんな青春18きっぷなんだろうなぁと思いますが、
それだけこの駅が、地元の人にとっては利用価値のない路線なんだと思います。
や、地図見ればそれはなんとなくわかるけどさ…。


-------------------------------------------------------


■ 木次線、坂根スイッチバック

備後落合駅で木次線に乗り換え、ここから宍道駅まで3時間の気車旅です。
でも何もなくただ3時間乗ってるだけ、というほど僕は鉄道マニアではありません。
面白そうなもんがあったんで、こんな地元民が全く乗らないような線を選んだんですよー。


その1つがコチラ。ちょっと下記地図をご覧ください。
フォト
フォト

出雲坂根という駅、そしてその付近の線路、
ついでに言うなら国道も、なんかすごいことになってると思いませんか?


そう、この木次線にはなんと、スイッチバックが残っています。
スイッチバックとは名前の通り、列車が進行方向を変えながら、
ジグザグに山を登っていきます(今回は下りですが)!順番に見ていきましょう!


フォト
気車がうっそうとした山の中を走っていたところ、突如別の線路が合流してきます。


フォト
スイッチバックの奥地で停車。この先はマジで線路がありません。


フォトフォト
ここで運転士の方が運転席を離れ、後ろの運転台に移動、
列車が後ろ向きに走り始めます。


フォト
バックで走りながら、列車はさっき合流してきた別の線路の方へ!



バックのまま、出雲坂根駅に到着!
フォトフォト
空気を読んでるのか、出雲坂根駅では10分近い運転停車。
みんな駅に降りて記念撮影しています。
スイッチバックを記した案内板もありました。


フォトフォト
運転手さんが再び前の運転席へ戻り、出発進行!
バックで下りてきた線路とは別の線路へ入り、目的地へ向かいます。


何でこんな構造になっているのかと言えば、直進では急すぎて山を登れないからですね。
進行方向を変えたりで、この駅周辺だけで30分近くを所要していますが、
それだけ難所なんでしょう。今でも雪や落ち葉で登れない日もあるそうです。

電化したり、手前から高架にすれば解消もできるんでしょうが、
大枚はたいてそんなことをする意味もなく、今でもこんなのが残っています。
しかし、時間と時期的に今回は乗れませんでしたが、この木次線には
「おろち号」というこのスイッチバックを名所とした観光列車が走っていて、
今や島根県を代表する観光資源になっているようです。


今回僕が乗ったのは普通電車ですが、スイッチバックの時はこの通りw
フォト
白髪のお父さんまでみんなカメラっ子!みんな大好き、スイッチバック!




スイッチバックからさらに気車に揺られて30分、
亀嵩駅という駅で、木次線もう一つの楽しみにありつきました。


フォトフォト
出雲そば〜♪(\500)


気車を降りて食べてる時間はないのですが、先に注文をしておくことで、
なんと駅前のそば屋さんがホームまでおそばを持ってきてくれます!
(密かに新見駅の観光案内所で電話番号調べてもらってましたw)
すぐの発車で、僕の他にも数人が注文してたので、
持ってきてくれたおばちゃんの写真を撮ってるヒマはなかったです。。。


時間は既に16時。
午前中に岡山で牛丼食ってから食べてなかったので、
他の乗客の、何それせっこ!ちょっとうらやましい!みたいな視線を浴びながら、
車内で即ムシャムシャ。
味は……正直おいしくなかったです。スーパーのと同レベル。


隣のおばちゃんに、
「おいしいでしょ?私も以前食べたことあるの。」と言われましたが、
正直、苦笑いで返すのが精一杯でした。


-------------------------------------------------


□ 木次市(現・雲南市)

さらに気車に揺られ到着したのは、線名にもなっている木次(きすき)駅。
10分ほどの運転停車があるということで、
車内に荷物を放置して(長らく一緒の人達ばっかだし誰も盗らん)、駅前だけパシャリ。
フォトフォト

さすがに10分で詳しく観光はできませんでしたが、上述のスイッチバック「おろち号」、
そしてかつては「たたら製鉄」でとんでもなく栄えた、歴史ある産業都市だったそうです。
先に調べて時間取るべきだったかな…。


しかし今思えば、ここでたたら製鉄の町だったということを知れただけで、
次の日の観光に大いに役立ったのだった!


--------------------------------------------------


□ 宍道町(現・松江市の一部)

長らく揺られた木次線が到着したのは、島根県の宍道(しんじ)駅。
ここで山陰本線に乗り換えて、松江市内に向かいます。


名前の通り宍道湖のほとりにある町で、現在は松江市に吸収されています。
すぐの乗り換えだったので観光はできませんでした。。。


---------------------------------------------------


■ 松江市

暗くなってきたあたりで本日の宿泊地、島根県は松江市に到着。
フォト


山陰で大きな都市と言えば、東から鳥取、米子、松江、出雲となります。
その中で商業、交通での中心地は米子となり、
鳥取と出雲は各々全国レベルの大きな観光資源を有していますが、
人口で言えば、この松江市が山陰地方で最も大きい都市です。


大阪の人間からすると、米子、鳥取、出雲と比べるとイメージの薄い都市でしたが、
いざまわってみると、それらに負けないくらい見所のある土地だったのであった…!




というわけで、次回へ続きます。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1951859616&owner_id=5579809 ← 前 
次 → http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1952098616&owner_id=5579809
3 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する