彦根城の桜

　彦根城に行ってみた。何度か行っているが、桜が満開のせいで、いつもの駐車場が使えなくて、駅の近くに停めて歩いた。
　写真はこの時に撮影したものだが、彦根城＋桜で画像検索すると一杯出てくる有名な外堀の桜である。あまりにありふれていて癪なので(笑、一般的な横長ではなく、縦にしてみたが、夕日がきちんと写っていなかったので(水面には写っているが)、間抜けな写真になった。
　腕の悪さの言い訳はともかくとして、ここの桜は実に見事である。ただ、これだけたくさんの桜や木が植えてあって大丈夫だろうかと思う。そう思いながら、今朝の朝刊を読んでいたら、こんな記事があった。
　http://www.asahi.com/articles/ASJ495G01J49UCLV006.html
　実は、城に木を植えるようになったのは明治以降のことである。それまでは、兵糧に使える梅を植えることはあっても、城内に樹木がないのが普通であった。石垣を壊すからである。実際、彦根城内にも、あまり大きな木はない。ソメイヨシノ等は成長が早いので誤解されるが、多分、戦後の植栽によるものが多いと思う。
　綺麗な景色はもちろん楽しいのだが、100年先にはこの石垣はないかも知れないと思う。どちらを取るかは、私の決めることではないのだが。