4月3日にブーケ・ド・フルーレットの馬渕さんの主催する勉強会に参加してきました。
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馬渕さんは日興証券の調査部長も経験されており、現在では独立系のエコノミストです。
その分析はオーソドックスな経済マクロ分析で、ファンダメンタルに立脚した分析によって、現在の経済状況がよく理解できます。
今回は、4月3日の馬渕さんのセミナーの内容をポイントだけ簡単にご紹介したいと思います。
・日本株式は売られすぎの状態
日本株式は、PER,PBRの指標的に見ても売られすぎの状態にある
来期の予想EPSが下がるのでは?
という懸念から、PERを妥当と見る向きもあるが、予想EPSも十分に下方修正されていることもあるので、いずれにしてもファンダメンタルズから考えて日本株は割安
十分に反発があると考える
回復する場合には日経平均2万円超えもありえる
・米国株式は堅調
米国株式はPER16〜18の間でボックスと考える
個人消費も堅調で、企業のEPS成長率も堅調だと考えられるので比較的堅調な成長が考えられる
・為替は若干円安か?
ドル円レートに関しては、購買力平価や日米金利差などのファンダメンタルズから考えれば、1ドル=100円でも良い水準
しかし、米国の金融政策や金利差拡大などを考慮すると円安気味に110〜120円の圏内で推移するのではないか
・リスク要因は米国の長期金利の急騰
米国経済は比較的堅調なため、長期金利は長期的に上昇すると思われる
しかし、市場の予想よりも早い段階で長期金利が急騰するような展開になると、株式や不動産などにも悪影響が大きく現れて米国経済の減速、下降につながる危険性がある
という話でした。
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