川島武宣著作集 第三巻 法社会学3 第四回配本(全十一巻)
1982年5月19日 発行
著 者 川島武宜(かわしまたけよし)
発行者 緑川 亨
発行所 株式会社 岩波書店
ISBN4−00−090653−4
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目次
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社会構造と裁判
――明治以後の社会構造と裁判制度との関係――
裁判過程と日本社会
――法社会学理論への試み――
一 『三人吉三』のモデル
二 力の緊張と抑制
三 裁判課程の二つの要素
四 事実の認定
五 法的判断
六 日本社会と裁判
現代日本における紛争解決
一 紛争解決の公式の手段――訴訟
二 紛争解決の非公式の手段――「和解」と「調停」
1 「勧 解」
2 「調 停」
3 「仲 裁」
三 最近の変化
浦安漁民騒動の法社会学的考察
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法的過程におけるコミュニケイション
――法律学と法社会学の接点――
一 問 題
二 社会統制
1 アプローチ
2 社会統制の課程
3 法的課程
三 法的課程におけるコミュニケーション
1 序 説
2 決定規準のコミュニケイション
3 法的決定によるサンクションのコミュニケイション
4 理由づけのコミュニケイション
5 先例のコミュニケイション
6 法解釈学の対象
法的判定の規準としての「法源」
一 問 題
二 裁判課程における法源の位置づけ
1 規範情報としての法源と理由づけ情報
2 Max Weberにおける法源論
三 法源による裁判制御のメカニズム
1 心理的裁判課程の制御
2 心理的裁判課程の制御のための他の社会的メカニズム
四 法源の種類
五 カリスマ的法源
六 「条理」・「正義」・「衡平」
七 慣習法
八 学 説
九 判 例
1 意 義
2 構 造
3 機 能
一〇 制定法
1 意 味
2 構 造
3 機 能
補論 自然法について
「国際ヨット競技規則」におけるイギリス的「法の支配」の原則
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争いとその処理
一 問 題
二 抗 争
1 意 義
2 抗争Conflictの概念
3 抗争の社会課程
三 裁 定
1 意 義
2 裁定手続の開始
3 裁定行為
4 裁定の機能
争いと裁判
第一章 争いとその処理
一 問 題
二 争 い
1 争いの概念
2 争いと社会
3 争い行為の諸態様
三 争いの社会課程
1 問 題
2 争いの社会課程の諸態様
四 争いの手続的処理
1 和 解
2 妥 協
3 第三者の介在による手続的処理
五 裁 定
1 総 説
2 裁定手続の開始
3 裁定の対象
4 裁定の主体
5 裁定の規準
6 裁定の手続
7 裁定のための判定(decision−making)
8 裁定の内容
六 紛争裁定――特に裁判――の機能
1 社会秩序の構造の変化
――「力の秩序」と「理性の秩序」との対抗
2 特殊=法的な行為規範および裁判規範の成立
3 裁判規範と行為規範との相互関係
4 他の社会制御システムとの差異
第二章 裁 判
――裁判に対する法的制御に焦点をおいて――
第一節 総 説
一 問 題
二 裁判規範による法的制御の構造
第二節 裁判に対する裁判制御のメカニズム
一 総 説
1 基本構造
2 「判定規範情報」(いわゆる「裁判規範」)による制御
――その目的と手段
二 事実認定に対する法的制御の構造
1 問 題
2 立証責任(挙証責任)
3 立証と認定
三 法的価値判断に対する法的制御の構造
1 問 題
2 先進諸国における裁判規範の諸型態と、それによる
判定制御の構造
四 言語=文字情報の形態における裁判規範
五 概括的裁判規範の記号=技術的構成(広い意味での
「法的構成」・「法律構成」)
1 原型――直接的規範命題
2 間接的規範命題
3 概括規範による法的推論の「形式性」――その実質と概観
六 非・言語=文字情報の形態における裁判規準
――その(1)いわゆる「慣習法」――
1 問 題
2 「慣習法」とは何か
3 判定基準としての機能
七 非・言語=文字情報の形態における裁判規準
――その(2)「法」の基本原理――
第三節 裁判に対する法的制御の機能
一 問 題
二 法的判定の心理過程
三 法的判定の社会課程――法廷における裁判手続における、
およびその外部における、社会的相互作用
1 法定における裁判手続上の相互作用
――特に「弁論」について
2 法定外の社会的相互作用
四 裁判官の資質および能力
五 他の社会的行為への制御機能
1 問 題
2 実際に起った裁判=サンクション(以下、「実例裁判」と
いう)の情報による、裁判に対する制御
3 一般社会構成員の行動に対する制御
第三章 法律学
一 法律学の性格
二 法律学の作業
三 わが国の法律学の特質
1 「解釈学」への強い志向
2 創造的な作業への関心の欠如
3 「教義学」(Dogmatik)的性格
4 「法的構成」という記号的構成の過大評価と過小評価
5 法実務家と法律学者との分業
6 経験科学からのフィードバックの必要性
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最高裁判所の判定における個人主義
第三者による「争いの手続き的処理」の所型態の間の機能的関係
一 問 題
二 第三者による・争いの手続的処理の諸型態
1 仲 裁
2 行政的裁定
3 調停およびあっせん
三 裁判および準裁判の諸型態の間の機能的関係
裁判外司法手続(仲裁・調停)と裁判上司法手続との相関関係
司法行政における公正手続の必要性
――いわゆる「青法協問題」を中心として――
1 はじめに
2 石田長官の問題提起
3 取り上げようとする問題――デュー・プロセス
4 最高裁判所の処分とデュー・プロセス
5 不利益処分の場合の公正手続とは何か
6 最高裁判所に対する信頼
7 信義誠実の原則
8 裁判官倫理の確立という問題との関係
9 司法権に対する干渉
10 最高裁判所へのお願い
調停における当事者の力関係
解 題
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