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2016年04月06日09:24

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『あやしい彼女』

 映画『あやしい彼女』を観る。韓国映画をリメイクした日本映画。


 あらすじ。

 瀬山カツ(倍賞美津子)は我儘で、町(浅草がモデル)の皆から煙たがられているお婆ちゃん。溺愛する孫・翼と、同じ孤児仲間だった銭湯経営の次郎だけが理解者。

 ある日、キャリアウーマンだった娘さち(小林聡美)と喧嘩し家出したカツは、神社前の不思議な写真館で写真を撮る。すると翌朝、なぜか20歳に若返っていた(多部未華子)。

 最初は戸惑うカツだったが、気を取り直し、青春を取り戻そうと髪型や服装を憧れの「ローマの休日」の王女風に改め、鳳節子と偽名を使い生活し始める。ひょんなことで、孫のバンド「怪しい彼女」に参加することになり。。。




 感想。

 楽しい喜劇、だけど多くの観客が泣いていたのはなぜ?母親の苦労話や、髪飾りのエピソードの切なさ。平日昼なのに劇場は3分の1くらいと良い入りで、客層は若い男女が主。

 あと、懐メロを現代ロック風?にアレンジして主人公が歌いまくるのも音楽が好きな人には見どころ聞きどころかな。「真っ赤な太陽」「悲しくてやりきれない」「見上げてごらん」「東京ブギウギ」などなど。私はちょっと困ったけど。多部がホントに歌ってる?だったら上手ですね。

 ※ 後でインタビュー記事を見たら、ホントに歌っているらしー。
  CD(サントラだけでなく)を出しても良いのでは?

 お話の骨格は、元になった韓国映画「怪しい彼女」そのまんま(私は韓国版も観ました)。ヒロインの若い時代も似てるし。ラストも、確か韓国版と同じ。それを、歌その他で日本に合わせただけ。関係ないけど、小菅村のフォレスト?ぽい場所も登場してた。

 でも、東京じゃなく大阪を舞台に選べばよかったのに。めったやたらに濃いぃし、東京のおばちゃんは飴ちゃんを配ったりしないし。広島出身の監督、東京のおばちゃんを誤解してない?



 キネ旬では星5・4・3評価。私がキネ旬的に評価するなら、星4つか4弱ですね。楽しさの大半はオリジナルの手柄なので、4弱くらいが妥当かな。

 でも、それは私が音楽嫌いだからで。音楽好きな人が観るなら星4つ半くらい行くと思う。普通の人にはオススメです。娯楽作としては今のところ今年ベスト。
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