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2016年04月02日23:09

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ボランティアの旅 2016.04.02

今年7回目の南相馬小高でのお手伝い。

午前中から小雨が降る中での作業となりましたが、それでも肌寒さをあまり感じなかったのは、この街の本格的な春の訪れを伺えます。

この日のニーズは農地から墓地へ続く斜面の竹林伐採です。
17人のチームでの参加でしたが、さらに10人のチームと同じ現場での作業となりました。

人数が多いことは単純作業では威力を発揮しやすい反面、いくつか工程がある作業やリスクが少なくない作業の場合はグループ分けや段取り作りの如何で作業効率に雲泥の差が出ることを思い知らされます。

作業を進めながら何回か修正し、段取りや分担を最適化。
元々、何日間かを費やす見込みの現場だったため完了には至りませんでしたが、斜面の下半分をキレイに片付けられて、作業前とは景色がだいぶ変わりました。
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都内では桜が満開、先週の常総では菜の花が目に止まりましたが、今便では水仙が印象に。
桜や菜の花と比べると些か地味な印象でしたが、淡黄色の点を見つける度に、何かそこに思い出があったことを告げているかのようでした。
いえ、実際に街の至るところに住民の皆さんの思い出があるんでしょう。

今までや今回の現場のように、震災前がこうだったであろう風景に戻すことが住民の皆さんの思い出を取り戻すことに繋がるんだろうと、竹との格闘にもチカラが入りました。
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5年前の今日は石巻で初めて災害ボランティアに参加しました。

夜行バスが走る東北道はガタガタで振動で目が覚めたこと、津波で浸水したお宅から搬出した畳が重たかったこと、あらゆるものが流された街の空気が淀んでいたこと、自衛隊が活躍していたこと、老若男女の多数のボランティアが参加していたこと、等々。

原点というと表現が仰々しいですが、あの日の経験は忘れ難いものとして残っています。

それから5年。
いろいろありましたが、続けられていることに感謝です。
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