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2016年04月01日21:41

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嘘みたいな日常を持って嘘と為す(3)

ステキな嘘の楽しみ方を知らない人々が増えすぎて厭になってしまう。
ここ何年かそう思っていたがやはり大掛かりな嘘を楽しめる人はちゃんとわかっている。
と俺はラブライブを見て確信した。

元々ラブライブはバンド「FIYO」のボーカルの方からの縁で教えてもらった。

バンドマン視点で観るとラブライブは物凄いフィクションの塊である。
オケを流すPAは?音響機材は?そもそも作曲環境は?リアルを突き詰めればキリがない。裏方が圧倒的に足りてないし時間も足りてない。
はっきり言えばそういうツッコミをぜーんぶ無視しないと見られないもの。
でも、その大掛かりなステキな嘘を嘘と分かって楽しむコンテンツなんだと確信して見るのが大事。

「確かに考証は大事だが、そこにロマンはあるのかい」

「濃爆おたく先生」という漫画の名言である。ガンダム世界のリアリティについてSF考証至上論者と論戦をした一年戦争至上論者が放った言葉。考証なぞどうだっていいのだ。楽しめればそれでよいのだ。

今のネット空間の「世間」はシラケ世代に突入している。倦んでいるし、何も起きていない。だからこそ逆に過激な論調に走ったり、過去のネット文化そのものを貶す方向性。これはここ数年続いているしあと1〜2年くらいは続くだろう。それに飽きるまで。
自分はラジオの投稿からバンド活動、ホームページまでいろんなところでおもしろい嘘をついて生きてきた。だからこそこのシラけた空気は自分にとってはずっしりと重い。重苦しさに耐えられなくなり、もうバンドだけに集中させてくれと思ったのが3年前くらい。誰にもこの本心は伝えていなかったが今書くとそうなる。
いつか風向きが変わるかとも思っていたが、一向に風はやまないし今がピークな気がする。
傍から見るとそれは、まるで自傷行為のようだとも思う。
あの時のロマンはどこに置いたんだ?

ラブライブを見てると久しぶりに大掛かりな嘘をつきたくなった。
これは偽らざる本音。
またくだらない事をやりたくなった。それが何になるか、どんな形になるかはわからない。
でもシラけるよっか遥かにマシだ。
https://soundcloud.com/hideyuki-nishimura/kotori?utm_source=soundcloud&utm_campaign=share&utm_medium=twitter
とりあえず今日2時間くらいで出来た曲。
やれることからやってます。生きてます。カミさんともども、死ぬものか。

μ'sおつかれさまでした。
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