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2016年03月28日20:02

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ある日のスタジオ光景

ビジーフォーと言うコミックバンドご存じでしょうか。
歌が始まりそうになると、”ガンバレヨ”、とか言って一向に歌に入らない、と言うネタが印象的なバンドです。
最初のうちは客も面白がって笑っていましたが余りのクドさに段々イライラして来て全く笑わなくなる。
しかし、やっている当人たちは面白がってずーと続けている、と。
最後にはスタッフの注意が入りやっと歌いだす、と言ったネタ。
歌いだせば上手いから客も納得の拍手を送る、という一連の流れがありました。懐かしいです。


土曜はフュージョンバンドのスタジオが熊谷でありました。
久々の曲が多いのでしっかり練習し万全の態勢で臨みましたよ。好きな曲が多いから気合いが入りますね。
4人中一人遅刻でもう一人は家庭の事情で参加が危ぶまれましたが無事出られるとの事なので一安心。
日々の所用をこなしつつ音楽活動するのが社会人バンドの醍醐味ですな。

3時間のスタジオ予約とちょいと長めの時間ですがセッティングで40分程取られるので、まぁ普通でしょう。
勿論、私BASSのセットは5分でOK。いやー、セットの楽な楽器でヨカッタ良かった。

ドラムは時間が掛かるのは普通。アレだけ色々な道具があれば想像に難くない。
ギターはシンセとシーケンサーもあるのでこれも時間が掛かるな。
キーボードは・・・一台だけ持ち込んでもう一台はスタジオのを使用。なら、もう少し早くセット出来ても良さそうなんだがね。頼むぜ。
ミキサーにキーボード2本、ギターシンセ、シーケンサー、と繋ぐのだが、音のバランスは適当。
どうせ本番は違った感じになるのだからね。エンディングだけ確認できれば私はOKです。

さて、やっと始めようかね・・・と思ったが相変わらず音の設定に悪戦苦闘している人が約一名。
どうして事前に用意しないのか?そのメンタリティーが理解できません。
新人で不慣れ、というならまだしも、もう何年もやっているベテランなんだけどなぁ。ちなみに俺より年上です。
音楽的経験値は音大卒業で音楽教師でもあるのだから、圧倒的に上なんだけどね。バンド経験は少ないから、かね。

ナカナカ始まらなので、シーケンサーチェックで鳴らしている音に合わせて勝手に始めさせてもらいました。
そうすりゃ、ズルズルと始まるでしょう。そうでもしないと全く練習が始まりませんよ。

一曲終わりさて、次の曲と行こうとしても、
”ちょっと待って音の変更が・・・ああ、あそこのフレーズどうする?音がアレとコレだとこっちのキーボードであの音鳴らしてこっちでは、ああ、コレだと音の設定がわからないからやっぱりこっちで、ああ、そうなると、アソコで間に合わないからやっぱりこっちだかな、いやそうなると間に合わないから・・・。”

好きなようにして下さいよ、ホント。

まず自分で”こういう風にやろう”と決めて、それをスタジオで演奏し、メンバーから要望が無ければそれでOKでしょ。
さ、やりましょ、時間も大分経ったし。
しかし、一曲ごとに、”あーアレがあったんだ、えーとえーと、メモはどこかな・・・”、”ねえねえ、アソコどうする?あれってさー・・・”

もうさ、いい加減に演奏しようぜ。そういった細かい打ち合わせはスタジオ終わってからのミーティングでやれば良いだろ。
まぁ、リーダーは俺じゃないからほっとくがね。空気を悪くしない範囲でアクビでもして待ちましょう。

ん、やっと次の曲か、どれどれ・・・・”あのさー”、またかよ。
もう、ここまで来ると笑うしかありません。
曲が始まりそうで始まらない。そういうコントが昔あったよね。

4人中約2名は自分の事で手一杯な模様。周りの音なんて全く耳に入っていない様子です。

”ここのエンディングさー、どうするの?”

そんなもん、ギターがソロ取っているのだから、ギター見てれば分かりそうなもんじゃん。もしくは音を聞いていれば大体同じフレーズで終わっているんだし、さ。

”ここはリットで終わるけど、どこから遅くする?”

それはセンスで良いでしょ。と言うか大体こういう展開ならあの辺からリットして、最後はアイコンタクトでしょ、普通。
それを何小節目の何拍めからなんて、考えたこともない。もう、勝手に決めてくださいな。こっちは適当に合わせるからさ。

いやー、テンヤワンヤであっという間の3時間でした。
たった5曲約30分の演奏なのに2回通せないって、どんだけ時間を浪費したんだ?

でも、本番ではわりかしキッチリ決まるのは不思議なものです。
みんなワザとやっているのかな。そうとしか思えんぞ。


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