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2016年03月27日22:05

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赤影・6話、ジュウオウジャー・7話、ゴースト・24話

仮面の忍者赤影・第6話「恐怖の大魔像」

 脚本・伊上勝
 監督・山内鉄也

 今回も超面白い。

 普通のドラマの作りなら、「霞谷七人衆を一人ずつ倒しながら1クール目の終わり頃に霞谷に到着すると、金目像が動き出してビックリ。金目像を倒し、幻妖斎を倒して、めでたしめでたし」となりそうなところ。しかしこの番組だと、1クールの真ん中へんであっさり霞谷に到達し、金目像も動きだし、いったんやっつけてしまう。高校くらいに再放送で見た時は「あれれ」と思った。

 完成された芸術、という感がある。
 感心するのは、「どう描けば視聴者がハラハラするか」「どう描けば視聴者が満足するか」ということを作り手が知り尽くしており、そういうお約束を完璧に盛り込んでドラマを作っているということだ。
 例えば前回(第5話)で、赤影がどこかにぶら下がる場面があった気がするが、そういう場合、必ず「つかまっている物が切れたり崩れたりする」というシチュエーションがあり、「視聴者をヒヤリとさせるが、何とか助かり、視聴者をホッとさせる」という場面につながる。「お約束」だと分かっていても、画面に引き込まれてしまう。こういうの、大事だよな。
 前回、白影と青影が罠にかかる。お嫁さんは画面に向かって、「バカバカ、罠だと分かんないの」と叫んでいた。「視聴者には罠だと分かるようにし、劇中の人物はそれに気付かない」という作りにすることにより、視聴者をハラハラさせ、引き込む。うまい。勉強になるなあ。
 今回も、騙したり騙されたり、見破られたり見破ったり、ピンチになったり助かったりが、バランス良くテンポ良く連続し、最初から最後まで飽きることも疲れることもなく、面白さが連続する。こんな作りの番組、最近は無いよな。

 霞谷から村人達を脱出させる場面で、青影や白影が村人達とともに橋を渡る。画面の右側と左側に崖があり、崖から崖に橋が渡してあり、その橋を右から左に村人達が渡っていく。ロケではなく、セットである。背景がホリゾントになっている。
 「まさか、合成?」と思ったが、合成だとしたら橋の下のところでマスクを切ると思うが、ホリゾントに描かれている背景は上から下まで連続している。どうも合成っぽくない。ということは、スタジオ内にこんな巨大なセットを作ったのか? ずいぶん天井が高いスタジオだな。落っこちたら大けがをしそうな高いところで役者が演技していることになる。すげえ。
 もしかして、当時は時代劇が大量に作られていたから、劇場用映画用に何度も使うセットとしてこういうセットが組まれていたのだろうか。この番組だけのためにこれだけ大がかりなセットを作ったとは信じられない。

 その後、この橋を渡りきった左側の崖に村人達と白影達がいて、崖の右側に金目像が迫ってくる、というのを1つの画面に収めている。これは当然、合成である。マスクを固定して撮影した単純な合成だが、合成した画面の明るさとか色合いとかがしっくり馴染んでいて、テレビ画面で見る限り不自然さが無い。うまい合成、うまい使い方だ。
 左に村人、右に金目像、という平板な画作りで、いかにも東映っぽい合成だ。円谷だったらもっと面白いアングルにして画面に奥行きを出したり、もっと複雑な合成をするだろう。が、これでも「何が起こっているか」は分かるし、充分効果的な合成になっている。

 子供の頃、「飛び出す冒険映画 赤影」という映画を映画館で観た。金目教編を再編集し、新撮場面を加えた映画だったが、確か今回の特撮場面も使われていたような気がする。小学1年生の夏休みに1回見たきりだから、ハッキリした記憶はないが。

 青影は、崖から落下する娘(楓)を救うために空を飛ぶ。赤影は、金目像と戦うために空を飛ぶ。両者とも、「ジャンプ」とか「木から木へ飛び移る」とか「綱につかまってターザンやスパイダーマンみたいに空中を移動する」というのではなく、ウルトラマンみたいに空を飛んでいる。
 これが出来るなら、白影の凧は要らないんじゃないかという気も……(^^;)。

 赤影は空を飛びながら、手甲からロケット弾みたいな物を撃ちだして金目像を攻撃する。白影と青影は、手甲から白い粉(爆薬?)を出して地面にまく。今回に限ったことではないが、何でもアリである(^^)。

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%81%AE%E5%BF%8D%E8%80%85_%E8%B5%A4%E5%BD%B1

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動物戦隊ジュウオウジャー・第7話「ゴゴゴゴーストが出た」

 脚本:荒川稔久
 監督:竹本昇

 面白かったが、シオマネキングとゴーストが現れた理由が分からなかった。映画を観れば分かるのか? シオマネキングって、映画にも出てくるのかな。もしそうなら、こっちでやられちゃって良かったのか?

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%89%A9%E6%88%A6%E9%9A%8A%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC

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仮面ライダーゴースト・第24話「出現!謎の戦士!」

 脚本:毛利亘宏
 監督:諸田敏

 相変わらず、安定したつまらなさ。
 毛利さんが書いても、やっぱりつまらない。

 大帝は生きていた。

 カノンはアランをタコ焼きで餌付けしていた。
 アランはやはりタコ焼きが好きだった。

 なぜヤマアラシロイドがショッカーの下で働いているのか。なぜヤマアラシロイドが暗闇大使ではなく地獄大使の名を呼んで死ぬのか。映画を観れば分かるのかな。

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88

 ツイッター。
一時間枠で合体スペシャルをやらないのは、再放送時に、放送されないからか。
タケル殿と大和先生の楽しそうなやり取りを見てると、タケル殿に必要だったのはまともに会話が成立する同年代の男子だったのでは
「アランとタケルが共闘するきっかけを作れ」
「映画の宣伝でショッカーの怪人と闘え」
「映画の導入として1号が某国で戦っているシーンを入れろ」
「ジュウオウジャーと共闘する展開を入れろ」
デキ云々以上にこれを25分内で納めろと言われた脚本の苦労を思うと…

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