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2016年03月27日17:19

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日本は「トランプ大統領」に備えるべきか?

「トランプ大統領」に備えよ 「再び偉大な米国を」と説くアウトサイダーへの熱狂は小泉フィーバーと似てはいまいか?
http://www.sankei.com/premium/news/160312/prm1603120006-n1.html

私は当初、「トランプなんてヘイトスピーチで民衆を煽ってるだけだし、そのうち消えるだろう」と思っていましたが、フタ開けてみると私の予想はどうやら外れたようで。

アメリカが求めている事は、「アメリカ合衆国を再び偉大に」出来る政治家なのか、それとも「株式会社アメリカ」を立て直せる経営者なのか。
いずれにせよ、現在のアメリカ大統領選挙においてはクルーズ氏がトランプ氏をひっくり返すとは考え辛い状態になっていますし、一方の民主党においても低所得者向けの政策を打っているサンダース氏はクリントン氏に大幅に劣っている模様。

恐らく、結構な確立で
トランプVSクリントン
になるのではないかと思います。

どちらが勝つかは分かりませんが、日本としても安全保障面でもTPP等経済の面でも、「トランプ大統領」に備える必要はあるでしょう。
ドナルド・トランプはアメリカ大統領としては極めて危険な要素が多い人物だと私は言ってきました。
穏健なムスリムを迫害して民衆の人気を煽るのは、民族憎悪への道にしかならないと。
トランプ大統領ならテロが起きなくなるとか本人は言っていますが、むしろ逆でしょう。
穏健なムスリムは迫害されたら自分達の身を守る為に応戦しないといけなくなる。
又、「自分達だってISの被害者なのに、キリスト教徒は、アメリカは、自分達を迫害する。許せない」と憎悪を募らせ、過激派に転向していくことも考えられる。

そして何より問題なのは、人権無視と言えることを世界一の大国がやろうとしていること。
水攻めによる拷問、家族を人質にとって危害を加えるなど、先進国として到底容認できるものではありません。
アメリカ国内でも著名人や軍の背広組から反発が出ているようです。



又、ドナルド・トランプはあくまで実業家なので、政治家としての国益は見据えられない面も多いようだなと思います。

「日米同盟は片務的。日本が攻撃されたらアメリカは日本を守らないといけないが、日本はアメリカを守る義務がない」
「だったら日本は米軍の駐留費用を100%全額出すのが当然だ」

などと言っており、日本人としては非常に腹ただしいことこの上ないのですが(そもそも、力つけようとしたら一番邪魔するのはアメリカじゃないかと)
もし日本が本当に「じゃ、基地はハワイあたりまで持っていってくださいな。うちらはうちらで軍備整えるんで。あ、核も開発しますわ」って言ったら、アメリカの影響力は相対的に弱まるでしょ。
南シナ海へのルートもなくすだろうし、アメリカにとっても痛いでしょう。

もっとも、その為には憲法改正は必須。
国民の意識を改革させる事を、迫られるやもしれません。
実業家であるトランプからすれば、一方的に日本を守ってやってる(ように見える)日米同盟は、
「日本はアメリカにたかるな。自分達の身は自分達で守れ。汗をかけ。人を出せ。血を流せ。米軍の力を借りたいなら、カネを出せ」
と営業して売り込む市場になるわけですから。

トランプ大統領と言う形になったら、日米同盟や日米関係は大きく転換を迫られる事は間違いありません。
例えば、中国が沖縄本島に大量に漁船を送り込んで沖縄を混乱させ、続けて軍艦を送り込んできた場合。
自衛隊は沖縄奪還の為に行動せねばならなくなるでしょう。

中国が核を向けて「それ以上やると核撃つぞ」と言ってきた時。
「トランプ大統領」に核のボタンを委ねると言う、悪夢のような事態になるわけですから。

日本は今、憲法改正・軍拡・核装備を考えねばならない時代になりつつあると言えるでしょう。
核装備ったって、実際に撃つ必要はないんです。
『撃たれたら撃ち返す』
これだけで抑止力になるんですから(もちろん、実際に相手国の首都に直撃させる能力があってこそだけど)

『日本はトランプ大統領に備えよ』と言う事は、そう言うことです。
危険な反日国家が三つも隣にある現状、日本がアメリカに頼らず自国で国防をするとなれば、そのくらいせねば目の前にある危険から国民を守れないわけですから。

ただ、唯一の道筋と言うか、希望になりそうなのは、幸いにして我が国の総理大臣が現在、安倍総理である事。
トランプも「安倍は相当に賢い。頭の切れる人物だ」と一目置いておりますし、安倍政権の外交手腕が問われる所です。
改正安保法により集団的自衛権が限定的ながらも行使できるようになったのも、微々たる力ではあっても前に進んでいる。
憲法改正を踏まえれば、他の国と同じような事が出来るようになることを念頭に置けば、安倍政権の下、安全保障を国民がしっかりと自分達の事と理解して議論できるようになれば、むしろ「トランプ大統領」は日本にとって薬になるのかもしれない、という考えもあります。楽観論かもしれませんが。

何にせよ、外交・安全保障は安倍政権の最大の売りです。
「トランプ政権」が発足した場合、安倍総理には世界随一の軍事国家と渡り合って頂く重責を担っていただくことになりますので、くれぐれも夏の参院選などで身内や野党に足をすくわれたりしないよう、気を引き締めて頂きたいと、一国民として切実に思います。
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