まずこの記事に書かれていない事

■７施設全廃、旧量販店改修…母親らこども園計画に待った
(朝日新聞デジタル - 03月26日 21:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3917067


全文を読めば書いてあるのだけれどもね。

まずこの統合は阪南市の公立幼稚園＆保育園の話で、
阪南市には他にも私立幼稚園＆保育園が運営されている事。

次に統合の背景には公立幼稚園＆保育園がいずれも老朽化し、耐震対策も不充分という事。
実際、阪南市のサイトから各幼稚園＆保育園の外観写真が確認できるのだけれども
いずれも年月の経った建物だって事が確認できた。

その各園を耐震補強工事しようと思うと、代替の建物がどちらにしろ必要と言う事。
学童を持たれている保護者なら承知の方も多いと思うのだけども
数年単位で校庭のエアコンの効きの悪いプレハブの代理教室で子供を過ごさせる状況で
それでも耐震工事などを含めて一校でも億単位の予算が必要になってるって事。

それなら大型の保育＆幼児教育施設を既存建物を流用して設け
予算支出の削減と、統合化による各種メリットを優先した方が今後の状況的にも有効と判断した。

ってのがこの記事では判明しない事なのだな。

さらに阪南市には一区間100円で乗車できるコミュニティバスが細かい路線で整備されてるんで
そのバスの拡充と園の送迎バスを合わせれば自動車ではない送迎の問題解決も見込めてて。

園の職員が統合で多くなれば、保育士の負担軽減も見込める。

園内の感染症にしても多くの親が「他人事」ではなくなるので危機管理意識の向上にも有効だし
多くの総数の園児に手洗いうがいを徹底させる事も容易になる。

また園児数が多ければ小児科の分院を常設させる事も可能なのではないだろうか。

送迎にしても場所的に市中心部の国道交差点角地で
「どちらからでも進入できどちらへでも退出できる」ように設計されている。
商業地なので騒音にも規制が緩い。

合理性で考えれば群を抜いてのベストプレイスなのだわ。

唐突に話が決まったように感じるから戸惑うのも無理はないと思うが
不安を解決する策は間違いなく幾らでも用意できる訳で。

まあこういった施設が増える事は良いと思うよ。