■「若者が育たない、頑張らない」と悩む取引先の社長 残業代をちゃんと払うようアドバイスしたらまさかの取引停止に
(キャリコネ - 03月26日 10:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3916325
残業代や賞与を出そうとしない経営者ってそんなにいるのでしょうか。
「先憂後楽」という言葉を知らないのでしょうか。
こういう記事が出るということは、そういうサボり意識の経営者が結構いるということなのでしょうね。
従業員の給与や賞与は、会社から見ればコストです。
小泉・竹中構造改革以降、さかんにコスト削減という言葉を聞くことが多いですが、
質の良い製品を作るには、
手に技術を持つ職人に任せる
きちんとした設備により生産する等
コストがかかってきます。
そしてそうしたコストが従業員に支払われたとき、従業員の購買力も高まり、
景気も良くなるのではないでしょうか。
今までしまい込んでいた金を出すのは勇気が要ることです。
結果が出るかどうかは、やってみなければ分かりませんから。
記事の実例では、若者もやりがいを持って働くようになったとのことだが、
実際には、金を出しても持ち逃げとか、何かの変動要因(経済ショック等)で経営が傾いてしまうことも考えられます。
だから従業員給与の引き上げは、いわば賭です。
でもそれは従業員を信用しているということにも繋がります。
経営者にその覚悟があれば、一度失敗しても再起は可能でしょう。
もっとも経営者に必要な資質は、従業員に対する責任感だけではありません。
その事業に関する知識、経営に関する知識等もっといろいろなものがあるでしょう。
従業員待遇を改善せずにやる気だけ求めても話になりません。
こういう経営者は、自分が待遇改善されずにやる気を求められるとどういう気持ちになるかという想像力が欠けているのではないかと思います。
様々な経営者がいるのでしょうが、こういう自分がやる気のない経営者の下では働きたくないものです。
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