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2016年03月25日20:28

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陰陽座、和楽器バンド、BABYMETAL

陰陽座の甲賀忍法帖。
この曲はとても良く出来ています。
きっかけはアニメバジリスク甲賀忍法帖の主題歌として聞いたのですが、MVを観て更に驚き。
実は和楽器バンドを聞き惚れて、和テイストのハードロックに興味を持っていたのですが、陰陽座は和楽器バンドより先を言っていたのですね。
バンドのメンバーは和装で、楽器こそ和楽器は入っていないのですが、何より関心したのは、歌詞の巧みさです。
大和言葉の使い方が巧妙というか一見、歌を聞いても日本語(現代語)の曲に聞こえないくらい見事に使われています。

甲賀忍法帖を例にすると、

歌い出しが、

下弦の月が朧に揺れる夜を包む群雲
貼り付けられたつがう雛絡める非常の罠
嗚呼、今も燻ぶる思い胸にしかと宿らば
水のように優しく、華のように激しく
震える刃で貫いて
定められた涙を瞳の奥閉じても
あなたを瞼が覚えてているの

二番、抜粋。以下、

水のように優しく、華のように優しく
震える刃で貫いて
定められた涙を瞳の奥閉じ込めても
流れる血潮止められない
蜜のように溢れる
花のように散りゆく
儚い祈りをかき消して
定められた二人を
蒼い闇が割いても
あなたと揺蕩う
隠り世まで

あえて漢字で書きましたが読めますか?
聞けば、嗚呼、となるわけですが、使わないんですよ。
普段。
しかし、使えればかなり言葉巧みな話術を使う人といえます。

揺蕩う(たゆたう)
とか
隠り世(かくりよ)
なんて普通ほとんど使わないですからね。

そこがすごいところです。

和楽器バンドはファースト・アルバムがボカロ三昧で、こちらもまた完成度が高いのですが、これらの作詞作曲はネットユーザーだったりします。
ボカロの曲は玉石混交でいい曲もいまいちの曲もあるのですが、このアルバムはセレクトがいい。
ついで、和楽器でのアレンジがいい。
そしてボーカルの声量、声質が良い。

故に二枚目のオリジナルの曲たちが褪せて聞こえるのですが。

今、僕の中でブームなのはBABYMETALなのですが、和楽器バンドのセカンドが出るまでは和楽器バンドが先を言ってました。
しかし現在はベビメタのほうが独走しています。
分析すると、和楽器バンドのセカンドアルバムが和楽器のアレンジが際立っていないせいなのでしょうか?
いわゆるロック調の普通の楽器が目立ってしまっている感じで、琴や三味線、尺八の見せ場をあまり感じない曲作りになってしまっていると思うのです。
結果、ファンクラブはヘビーメタルにに年連続で加入し、ライブは二度行くことになりました。
和楽器バンドはお正月の武道館を取ったのですが、都合でいけませんでした。
でも実際、アルバムとライブでの開きが結構際立つのですね。
ボーカルをせめてもしかたないのですが、レコーディングが良すぎるのでしょうか?
ついでPVがとてつもなく良く出来ています。
ライブでは、各々がパフォーマンスをするので、目のやり場が多方にあって困る感じですか?
JAZZのようにパートごとの即興なんてやってみたら面白うだろうにと思う次第ですが。

ところがBABYMETALはボーカルの歌唱力がものすごく高い。
だから口パクと間違えられますが、明らかに歌ってます。
そして、スクリーム&ダンスのYUI,,MOAーMETALとSUーMETALの3人のダンスパフォーマンスがとても切れていてクオリティが高いです。
比較してはわるいですが、EXILEの身体を引きづったような無理しているダンスよりもよっぽど爽快感があります。

最後にまとめますが、陰陽座は、甲賀忍法帖以降、和テイストのハードロック路線で甲賀忍法帖以外にも目をみはる曲があることを知りました。

早速、ツタヤへ行くか、ITUNEDSで落とすかして聞いて観たいと思います。
マイブームは、和+ロック=COOL JAPANです。
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