mixiユーザー(id:15271383)

2016年03月25日14:45

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先進国のどうしようもない経済エゴに眼がくらむ。

「1491」と「1493」と言う二冊の分厚い本を買いました。その間の1492年はコロンブスがアメリカ大陸を発見した年とされていますが、しかし実はコロンブスより1万年以上も前にモンゴロイドがベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸を発見しているのです。以来コロンブスが来るまでのアメリカンインディアンのくらしぶりの最新研究を紹介したのが「1491」です。これによると人口は当時のヨーロッパよりも多く日本の縄文時代にも似た文明や、メソポタミアやエジプトにも匹敵する高度な文明が南北アメリカ大陸のそこら辺中で15世紀まで興亡を繰り返していたことが明らかになってきたようです。
さらに驚くべきは、インデアン社会では古くから自由と平等に基く代表議会が発達していてコロンブス以降の欧米の自由主義思想に大きな影響を与えたとさえ書かれています。

一方「1493」はコロンブスが来てから以降いかに悲惨な事が起きたかを明らかにしています。伝染病の蔓延や虐殺の他にも低開発国の開国(グローバル化)がいかに危険かがわかります。幕末の不平等条約や最近のTPPについても考えさせられます。欧米列強(現先進国も)のどうしようもない経済エゴに眼がくらみます。

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