午前中、私の担当地区のことで電話がかかってきたみたいなので、電話を変わって話を聞いた。相手は女性の声で、
「うちの子が、一昨日の晩から帰って来ないんです。それで、昨日の朝、近所の国道に血の跡があったので、心配になって・・」
おいおい、それは、道路管理者が対応するようなこととちゃうやろ?思わず、
「それは、警察の事案だと思いますが・・」
と返してしまった。子どもの行方不明のことを、なんで、うちにかけてきたのか?もう少し話を聞いてみたら、話がつながって来た。「うちの子」とは、飼い猫のようで、もし、路上で死んでいたら、市に届けられているのではないかと思って市役所に問い合わせたら、国道は県が管理しているからと、こちらに電話をかけたということだった。
もし、猫が路上で死んでいたら、パトロール隊から報告があったはずだから、調べてみると言って一旦電話を切り、結果は、午後にもう1度電話をもらったときに知らせることになった。その後、すぐに担当の課に聞きに行ったら、まさしく、それらしい報告書が・・。残念ながら、照会のあった猫ちゃんは、車にはねられて死んでいたようだ。
で、昼休みに席で昼寝をしていたら、電話がかかって来た。先ほどの、猫の飼い主だった。「死んでいたみたい」と告知するのは辛かったけど、事実を隠して、電話の主が、さらにあちこち探し回ることになってはいけないので、パトロールで死んでいた猫を発見して、クリーンセンターに搬送した旨を伝えた。それを聞いて、相手は、半分泣いているような声だった。
せめて、きのうの時点で電話をもらっていたら、遺体は引き取ってもらえたかもしれない。でも、丸1日過ぎているから、恐らく、灰になっているだろう。ひょっとしたら、まだクリーンセンターに残っているかもしれないので、最終的に、どこに搬送されたかを教えて、電話を切った。何とも、切ないやり取りだった。まあ、「何で、教えてくれなかったのよ!」とか、理不尽なことを言われなかったのはよかったけど。
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