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2016年03月21日12:01

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劇場版 ウルトラマンX、ジュウオウジャー・6話、ゴースト・23話

劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン

 はじめは劇場に足を運ぶ気は全くなかったのだが、ツイッターでやたらと評判が良かったので……というか、あまりに評判が良すぎたので、なんがそんなに良いのかと興味を持ち、観に行くことにした。
 お嫁さんと一緒に見た。

 結論から言うと、観に行って正解だった。
 面白かった。

 嬉しかったのは、劇場に子供がたくさんいたこと。映画が終わった後、小さい子供の「おもしろかった」「もっとみたい」という声が聞こえたこと。
 「ウルトラ」が、僕と同じくらいの世代の年寄りにしか受けないコンテンツではなく、ちゃんと新しい世代に受けていることが嬉しかった。ちゃんと「子供が喜ぶ映画」になっていたことが嬉しかった。

 「面白い映画」「子供が喜ぶ映画」にするために、非常に合理的な作りになっていた。
 すなわち、「見ていて恥ずかしくなるような、歯の浮くような理想論やお説教をセリフで延々と聞かされる」なんてことが全くなく、最初から最後まで「もの凄い怪獣が出現しました。みんなで力を合わせて怪獣と戦って、地球を守りました」ということだけに徹している。といって、ダラダラと戦闘だけが続いて飽きてしまうこともなく、「大勢のウルトラ戦士で怪獣をいじめているようにしか見えない」というようなヘタな作りでもない。戦闘にドラマがあるし、戦闘と並行して描かれるドラマもちょこっとある。非常にバランスが良い。

 ウルトラマンが戦う場面でちゃんと「ウルトラマン」のBGMが使われるとか、ティガがちゃんとスカイタイプ・パワータイプ・マルチタイプを使い分けるとか、「ファンが何を見たがっているか、分かっている作り」だった。これは田口監督のこだわりだろう。
 ウルトラマンの相手がゴルザ、ティガの相手がアントラー……と、対戦相手を敢えて入れ替えているのもうまくいっていた。
 Xioがちゃんと活躍し、役に立っているのも良かった。

 カルロス黒崎のキャラクターもうまく作られていた。
 普通ならこういうキャラクターって、もの凄くいやなヤツで、主人公側をことごとく邪魔したり、もの凄く物分かりが悪かったり、事態をどんどん悪化させたりして、見ていてストレスを感じるようなヤツになりがち。ところが黒崎は憎めないキャラとして描かれていた。
 こういうキャラって、「ザイゴーグが迫ってくる状況でツカサが瓦礫に挟まれて身動きできなくなっている」という状況なら、見捨てて逃げるのが普通だと思うが、黒崎はツカサを助けようと努力する。この場面で一気に好感度が上がった。というか、それを計算して入れたシーンなのだろう。

 黒崎はザイゴーグを復活させた張本人であり、諸悪の根源である。それは、こういう役割を果たすキャラがいなければこの手のドラマは始まらないからだ。これを、「ツカサかユウトが遺跡を調査中にザイゴーグの封印を解いてしまった」なんて話にすると、ツカサやユウトの責任が重くなりすぎ、話の結末をつけにくくなる。ツカサやユウトは「非難すべきところが全くない善人」とし、「分かりやすい悪役」を設定してそいつに全責任をひっかぶせた方が、作劇は楽だ。
 その悪役を最後にどう処理するかというと、昔の怪獣ものだと「因果応報」ということで、「怪獣に殺される」という処理が一般的だった。怪獣に殺されないのなら、「悪事がばれて警察につかまる」という処理でも良い。観客や視聴者の怒りや憎しみを一身に集める役割だから、「善人が不幸になり、悪いヤツがなんのお咎めもなくのうのうとしている」というのでは、見ていてストレスが生じるからだ。
 ところが黒崎は、死ぬこともなく警察につかまることもない。にもかかわらず、見ていてストレスが生じない。これはうまい処理だと思った。子供に見せる映画として、悪人とはいえ、「怪獣に残虐な方法で殺される」という場面を入れたくなかった……ということもあったのだろう。映画を見終わった後、さわやかな余韻が残った。うまい。

 ラスト、大地とエックスの別れを描くことで、「ウルトラマンX」という物語にきちんと決着をつけたのも良かった。
 ……と思った直後、また地球に危機が迫り、エックスが帰ってきた。この処理も面白かった。「やたらと頻繁に地球に危機がやってくる」という、この手の作品に共通する問題や、「あんなに毎週毎週怪獣や宇宙人が現れていた世界で、正義の巨大ヒーローが地球を去った後、怪獣や宇宙人は現れなくなるのか?(ex.「さらばウルトラマン」の後の地球とか)」という、この手の作品に共通する問題に対し、自分で突っ込んで自分で答えを出している(^^;)。普通なら気付かないふりをして目をつぶっちゃうとこなのに(^^)。

 田口監督の作品って、つまらない作品はホントにつまらないが、この映画は「田口監督の良いところだけ」が集まってできたような、奇跡的な作品だった。

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3X#.E6.98.A0.E7.94.BB

                         *

動物戦隊ジュウオウジャー・第6話「ワイルドなプレゼント」

 脚本:香村純子
 監督:中澤祥次郎

 面白かった。
 娘も、この番組は面白いと言っていた。

 ラリーさんはいいヤツだ。

 大和がイーグルのジューマンパワーを持っていた理由が分かった。

 キューブゴリラは強かった。
 ジュウオウワイルドも強かった。

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%89%A9%E6%88%A6%E9%9A%8A%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC

                         *

仮面ライダーゴースト・第23話「入魂!デッカい眼魂!」

 脚本:福田卓郎
 監督:諸田敏

 相変わらず、安定したつまらなさ。

 アランが生身の身体になった。
 ……ということを、ものを食べる必要が生じたことで表現していたが、「今までは生身の身体ではなかった」ということが、セリフでは説明されていても映像的には分かりにくく、子供が理解できているか疑問だ。

 たこ焼きを食べる時のアランの顔がメチャクチャ嬉しそうだった。あれ、どういう演出プランなんだろう。

 マコトが消滅。肉体はあっちにあるから、また復活するんだろうけど。

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88

 ツイッター。
タケル「眼魔世界は俺の想像を超えた世界だった」

視聴者「お、おう(フィルターかけただけのいつものロケ地やチープな棺桶や綿100%ランニングシャツを思い出しながら)」
マコト兄ちゃん、普通にコンビニ飯買ってきたけど最終学歴小学校の現状無職のマコト兄ちゃんどうやってご飯買ってきたの・・・?
アラン様、マコト兄ちゃんが冷たい時は「友 友 友」とか「完璧な関係だ」とか言いながらホモ洗脳仕掛けてくるのにマコト兄ちゃんが優しくなり始めたらツンツンするの本当めんどくせぇホモだな!!!
マコト兄ちゃん、肉体に戻ったのはいいけどまた洗脳されて出てきそうだな・・・
今週、ついに「この番組、タケルをほっといてマコト兄ちゃんとアラン様で回してた方がおもしろいのでは?」と思ってしまった
今週の仮面ライダーゴーストとブレイドのキングフォーム回、構成としては「今迄獲得してきた力を奪われた主人公が立ち向かう」と全く同じなんだけど、尺が足りないせいかアラン様の笑顔しか印象に残らないな・・・

ブレイド「例えカードが一枚も無くても!お前を封印出来る筈だ!俺にライダーの資格があるなら!」→素の能力だけで打倒

ゴースト「俺はやっぱり皆を信じる!!!」→アイコンが助けに来てくれる

もうちょっと上手な展開あっただろオイ!!!
18歳のタケル殿より30分後の番組の中学生の方がよっぽど上手に皆の心を繋いでる件について
「説明がセリフばかり」って批判がよくあるけど、ゴーストって多分まるで逆で、説明のセリフが少なくて、代わりに映像であれこれ説明しようとしてると思うんだよなあ。

例えば「眼魔って人間の魂が眼魂になってて、本体は別のところで管理されてる」ってのは、先週今週見ればまあわかるんだけど、でも説明セリフとしてのそれは無いし、劇中の登場人物がそれに気づいてないから、見ててモヤモヤとするんだよねえ。

いずれタイミング見て、全部説明されるのかもしれないけど、今の段階だと逆に不親切かなー。説明セリフばかりにしろ、とは言わないけど、もうちょっとバランス良くやってほしいよな。

アランも前回たこ焼き食べた時は仮の体だったから味がわからなかったけど、今回本当の肉体なのでようやく味がわかった、って事なんだろうけど、これも見てて察するしか無いんだよな。せめてセリフで「これは美味い」くらいのフォローがあっていいと思うんだけども。

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