mixiユーザー(id:18118933)

2016年03月21日03:25

378 view

救えなかった命

■1人で介護「爆発するのが怖い」 追い詰められて妻殺害
(朝日新聞デジタル - 03月20日 05:19)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3906750

この手の話題に因んだ日記を書くとまたぞろ例の御仁が噛み付いて来るだろうけど…

悲しい悔しいやりきれない…この手の事件が後を絶たない。折角長年支え合って暮らして来た家族同士晩節を迎えて何故刃傷沙汰にならねばならないのか?

介護は最早家族だけでできるものじゃない。様々な介護サービス、公的支援を受けることは恥でもなんでもない。寧ろ使わない方が恥であり罪であると言おう。

そらまオレ達介護職が寄ってたかっても、ご家族の絆には太刀打ちできない。血は水よりも何とやら。

でもね。家族同士、肉親同士だと却って感情や過去のしがらみが先に立って冷静には出来ない部分も多い。赤の他人である介護士相手なら、それこそ文字通りビジネスライクに出来る。

確かに介護サービスを利用するとなると費用は掛かる。大部分は介護保険で賄われているとはいえ、その僅かな自己負担分が重荷になる人も有ろう。オレ自身赤貧洗うが如しの生活だから介護サービスの利用なんてとてもじゃないが費用負担できる自信はない。

え?オマエ仮にも介護士ならてめぇの親位面倒見ろ?ま、否定はしないけどしかし仕事で不在の間は誰も看ることは出来ない。今はまだ寝たきりではないし食事排泄入浴更衣は自立しているからさして苦労はない。ただ認知症の症状は結構重くなってきていて昨日まで使えた電化製品が使えなくなりつつある。早晩金銭管理も難しくなろう。そうなったら?その時はその時。どっちに転ぶかわからない以上どっちに転んでも良い様にしておくだけだ。

政府は在宅在宅と喧しいが、かつての大家族制度の時代と現在は違う。独身の一人娘や一人息子が老両親を介護したり、御互い高齢の夫婦が行う老々介護の状況は最早在宅介護の破綻を意味していると言っても過言ではない。

では…今後施設を造る?ハコもの造ってもそこで働くスタッフが余にも足りないではないか(それゆえオレ如きでも食い扶持にありつけているという別の問題が生じている)。

所定の職員数が確保できずに一部のサービス中止を余儀なくされている事業所も珍しくない。

以前にも言ったが何度でも言う。介護は抱え込んじゃダメ。周囲に声をかけ助けを求めよう。助けと言って語弊があるなら支援協力と言おうか?それを求めよう。黙っていては、一人で抱え込んでは何も解決しないから。


2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する