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2016年03月20日19:53

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エスニックな夕べ

先週は特筆すべき週だった。

なにかというと、月曜日から金曜日までの5日間、一回も外飲みをしなかった。

これは僕にとっては実に画期的なことなんだよ。

外で飲まないと、いろいろよいことがある。

例えば、おこづかいに余裕ができる。 ので、ケーキをお土産に買って帰ったりした。

浦和駅の構内には月替わりでお菓子屋が出店している。

で、今月はドゥリエールなる西麻布のハイソなクレープ屋さんが出店していて、ちょうど家族4人で分けるのに適当な大きさのロールケーキが1000円ちょっとで売ってたのを選んだ。

当然、カミサンのご機嫌もよくなる。 夕餉の会話も弾む。 ある意味安い買い物だ。

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さらにmixiのマイミクさんとの会話も弾んだ。

というのも、僕のマイミクさんは平日に日記をアップする方が大半なんだけど。

僕は平日の夜は連チャン、三連チャンとかをやってばかりなので、そういうマイミクさんたちの日記を読まないままにしてしまうことがままある。 当然、コメを入れるどころじゃなくなる。

でも、mixiをやってる人で、おれあ日記をアップすることだけが楽しいんで、レス入れがめんどうだからコメはいらねえ!なんていう人はあんまりいないと思う。

ので、こちらの日記にコメを入れてくれる常連さんが新しい日記をアップしたら、なるべくお寄りするようにしてはいるんだけど、先週はそれがかなり出来た。


で、まあ、そういう健全な生活を続けたので、昨日の土曜日は相棒のろまさんと中野で昼間から3軒ハシゴしたんだけど。 快く見送ってもらったし、今日の夕餉も明るい食卓になるわけだ。

ただし、そういう健全な一般市民の生活を送っていると、mixi日記のテーマに事欠くことになりがちだ。 

ので、先々週の金曜日に参加した飲み会のことを紹介するところから日記を始めたい。


その日、世界味めぐりの旅に参加してきたんだ。

これは前の会社の同期六人で作ってるグルメの会で、大体半年にいっぺんくらいの割合で不定期に開催される。

相棒のろまさんが会の創設時からのメンバーだった関係で、僕も途中から参加するようになったんだ。

幹事をやってくれてる奴が色んな料理屋に精通していて、そのときどきで名店に案内してくれるので、今まで一回もハズレだったことがない。

グルメの会といっても、野郎ばっかりの集まりなんでさ。

フランスやイタリアなどのエレガントなヨコメシはナシで、いわゆるエスニック料理を中心に攻めるのが暗黙の会則になっている。

途中から参加した僕が経験したのは・・・

タイ料理2店、台湾料理、韓国料理にロシア料理といったところ。

その前はチベット料理やモンゴル料理なんていう、通な店に行った実績もあるらしい。


で、こないだ案内してもらったのは、そういうのの集大成みたいな店だった。 

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四ツ谷駅前の名物飲食街、しんみち通りの一角に古くからあるお店なので、ご存知の方もいるかもしれない。

このしんみち通りにあるお店では、例えば洋食屋のバンビは知る人ぞ知るの庶民の店で、名物のバンビランチは夜でも提供してもらえるそうだ。

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で、僕らが行った稲草園(とうそうえん)も庶民的な雰囲気の佳い店だった。

狭い店内は若い女性客(推定30代)中心に満席。

オーナーの年配のおばさんが一人で注文を取って料理を運んできてくれる。

昔からの馴染みの幹事によると、おばさんはラオスと中国のハーフだそうだ。

たぶん、その店主さんが自分で好む料理は国籍に関係なく出すようにしていったからじゃないかと思う。

メニューはタイ料理、ヴェトナム料理、中華料理と色んな料理がてんこ盛り。

沖縄料理(トンソクなど)まであった。

ただ、そういう店にありがちないわゆる無国籍料理ではなく、料理は一品一品が手が込んでいて、それぞれの国の特色をうまく出していたように思う。

まあ、僕はグルメなんていう人種とは程遠い存在なので、偉そうなことは言えないけど。

少なくとも、バンコクには去年の夏に出張して、昼夜問わずにご馳走攻めに会った経験があるので、やあ、たしかにこんな感じだったなあということぐらいはわかる。

もっとも、本場は緑色の激辛ソースが必ず出てきたけど、稲草園のタイ料理は日本人の舌に合うように辛さは抑え気味にしてあった。 オーダーは幹事に任せたので、具体的な料理名は覚えてないけど、概ねこんな感じのもの。

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あと、333が美味かった。

333と書いてバーバーバーと読む。 ヴェトナムのビールだ。

職場にヴェトナム駐在経験のある女性がいるんでね。 ヴェトナムのビールはなにがお薦めか聞いたら、現地では333が評判がよかったということだったので、注文してみたんだ。

で、皆でタイやラオス、あるいはオランダ(ハイネケン)と飲み比べてみたんだけど、僕らの間でも333が一番評判がよかった。

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で、ビールの後はフランスのワインを飲んだ。 皆、呑み助なんでさ。

タイやらヴェトナムやら中華やら沖縄やらの料理に舌鼓を打ちながら、赤やら白やらのボトルを何回もおかわりした。 で、会話も弾んだ。

例えば、映画好きの幹事が午前十時の映画祭の新しいラインナップが決まったぞ、と全員にチラシを配ってくれたんで。 一同、おお!となった。

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まず、僕が「続・夕陽のガンマン」だ。 「ゲッタウェイ」もある。 両方ともスクリーンで見るのは高校生のとき以来だ。 断固として行く!と興奮したら。

幹事が俺は「七人の侍」だな。「ポセイドンアドベンチャー」が入ってるのも嬉しいと答えて。

ろまさんが俺はなんといっても「マイフェアレディ」だと声を上げた。

そうすると、別の奴がヒッチコック好きとしては「めまい」ははずせんと言ったりで。

映画話で大いに盛り上がったし、そういう仕掛けを用意してくれた幹事には感謝だったよ。

それに今回はアジア大衆料理の店にふさわしく中国の作品も二つあがっていたので話題になった。 幹事によると、いずれも良作だそうだ。 

僕はどっちも未見だけど、公開当時欧米の映画祭で絶賛されたという噂は聞いていたよ。

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一方、六人とも還暦まであと2年ばかしのオヤジなんでさ。

こんなことも話題になった。 いわゆる濡れ落ち葉問題。

一人 「俺は60になったら仕事はやめて人生を楽しみたい」

僕 「それを決めるのはお前じゃなくて奥さんだ。仕事をやめるって許されるの?」

そいつ 「それが問題だ。経済的にはなんとかなっても、相手はいやだろうからなあ」

もう一人 「お前は釣りが趣味だから、出歩いてれば奥さんも我慢してくれるんじゃないか」

そいつ 「いや、俺の好きな渓流釣りは体力勝負なので、60超えたら無理だ」

僕 「じゃあ、仕事に出るしかねえべ。俺は働ける間は働けと言われてて、従わざるを得ない」

もう一人 「でも、60超えて仕事が見つかるかなあ」

僕 「ホワイトカラーは難しいけど、別に金が一番の目的じゃないんだからなんとかなるべ」

で、ちょうど、午前十時の映画祭にかっこうの作品が上がってたので、これでも見ながら考えるべということになった。

なにしろこの黒澤作品、見たことない奴もいたけど。 というか、僕自身もそうなんだけど、見たことなくとも全員粗筋は知ってて、最後のブランコのシーンも知ってるんでね。

いのち短し 恋せよ乙女 ♪

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で、ワインを一人一本近く干して、ほろ酔い気分で散開したのだった。


ということで、後ちょっとだけ続けると。

昨日ろまさんと飲んだとき、この日記の構想のことを話して、エスニック料理っていう言葉はよく使うけど実はわかってるようでわかってない、アジアとかそういう意味かなと聞いてみたら。

簡にして要を得た答えが返ってきた。

自分は香辛料を効かせる料理がエスニック料理だと考えている。 wikiとかで引いたら違う定義があるのかもしれないけど。

で、僕はなるほどと膝を打った。 確かにそれだったら、中近東を含むアジアだけでなく、ラ米やアフリカまで含む概念になる。

例えば、我が日本にも山葵という世界に冠たる香辛料がある。

僕は山葵の一番の特質はその気品の高さにあると思っている。

もちろん、鼻にツーンとくるんだけどさ。 唐辛子系とかと違って、なんか暴力的な辛さじゃないんだよ。

それで思い出すのが、京都のお鮨屋さんの名物巻物だ。

京都支社時代に地元の女子に案内されていった四条のお鮨屋さんの名物。

その名もずばりの涙巻き。

なにしろ、海苔のかわりにシャリの外側に山葵を塗りたくってるという代物なんだ。

でも、僕はまあ辛いの大好きということはあったけど。涙を流すこともなく、美味しく頂いたよ。

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で、最後の話題。 僕のハンドルネームのこと。

ナシゴレンって一応エスニック料理の一つだと思うし、どうしてあんたはなしごれんなのかと聞かれることもときどきあるので。

これはですね、完璧に意味なし芳一です。

ナシゴレンというインドネシア料理が好物というわけではないし、そもそもあれを食べたことがある食堂は一ヶ所しかない。

また、京都時代の話になるんだけど。

当時は営業上の要請やら職場の義理がけやらで、ゴルフに行かざるを得ないことが多かった。

で、特によく使ったのが、グランペール京都ゴルフ倶楽部という施設だった。

こういうかなりバブリーな作りのゴルフ場。

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で、まあ、ゴルフという遊びは、ハーフを回った後でレストハウスに行って昼食を取る。

でも、なにしろ贅沢の極致みたいな娯楽なだけにやけに高い。 ラーメン一杯2000円とか平気で取る。

で、グランペール京都ゴルフ倶楽部もなにしろ写真のようなバブリーな作りだったので、やけにお高いメニューが並んでいてねえ。

そういう中になぜかナシゴレンもあって、カレーライスと並ぶ最安料理だったんだよ(それでも1500円くらいしたけど)。

で、僕はグランベールに行くたびに、ナシゴレンとカレーライスを交互に注文するようになった。

それが僕のナシゴレンとの唯一の接点。


で、友人に誘われて、mixiをやってみることになって、最初にぶつかったのがハンドルネーム問題だった。

やっぱさ、なにかちょっとこう雰囲気のあるHNを名乗りたくなるじゃない。

でも、カッコつけの名前は不可。 丈とか次元とかジェフとかマーロウとかとかね。 

じゃなくて、なんかこうほのぼの系が望ましい。

で、最初に思いついたのが、大好きなチャーリー・ブラウンだったんだけど。

これはちゃーりー・ぶらうんと平仮名にしたとしても、他の人とかぶるのは必定。

そのあと、これまた好きなスナフキンも思いついたけど、これも間違いなくかぶる。

ムーミンパパでさえ、たぶんかぶる。


で、決まらないまま、ぶらぶら駅前のパルコに出かけた。

で、紀伊国屋書店を冷やかして、同じフロアのレストラン街をぶらついたら。

スラバヤというインドネシア料理店の入口のメニューが目に付いた。

で、ナシゴレン、懐かしいな。 あの頃、いやいやゴルフをやってたけど、あれはけっこう美味かったよなと思った。

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で、考えるのめんどいし、これをmixiのハンドルネームにしちまえと思ったわけです。

まあ、そういういい加減な経緯から、未だになしごれんを名乗っているわけですが。

長年使ってるうちに、なんかこうとぼけた味があっていいじゃんと思うようにうなっています。


さて、そろそろ夕餉の時間だ。 これからハンバーグを焼くでえという予告があった。

自慢だけど、うちのカミサンのハンバーグは美味いんだ、これが。 
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