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2016年03月19日18:53

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WOWS vs青子

昨日のこと。

夜も更けた頃、パソコン前に座り、skypeを見ると青子がログインしていた。

ティア5(階級のようなもの)の巡洋艦・古鷹と、駆逐艦・峰風を入手したことを聞いていたので声をかけてみた。

否、吹っ掛けたのだ。

すると奴め、まんまと乗ってきおった。


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互いの意思は言葉にせずとも夫々理解出来ている。

"対戦"だ。

このゲームはコンピューターが同階級の者を寄せ集め、ランダムにチームを作って戦わせるプレイ形式であり、望んだ通りに対戦の形になることは難しく、それどころか予めチームの設定をしていなければ顔を合わせることすら珍しい。

だが我々は形のない"何か"を信じ、同時にログインを行った。


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そこに奴は居た。

やはり我が盟友にして宿敵。天敵。仇敵。不倶戴天の者…

天の導きこそがこのステージに誘わせたのだ。


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自艦はソビエト産駆逐艦Gnevny


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接近する駆逐艦を砲撃により牽制・撃破する、対駆逐艦用の駆逐艦と述べて差し支えない性能を有する艦だ。

対する青子は日本産駆逐艦・峰風。

高い隠密性と速度、強力な魚雷を有しており、6.1kmという近距離に接近するまで存在を確認することが出来ないことから、対戦艦や空母等の大型艦撃破向けの艦と評して良いだろう。

単純に艦性能だけで1vs1にて青子との対戦を考えるのであれば私の有利。

後は状況が味方するかどうかだ。

かくして戦いは始まった。


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ところが試合開始5分が経過し索敵を開始しても青子の姿がまるで見えない。

隠密駆逐艦である峰風が見えないのはいつもの事なのだが、今戦において割り振られた狭いフィールド"海峡"で、いくら峰風といえど誰も姿を確認していないという状況は極めて不可解。

「あのタヌキ、逆側のフィールドで潜んでいるな…」

奴も思いは同じはず。必ず私を狙ってくる。

しかし砲弾飛び交う戦場で、何処に入るか判らない相手に的を絞って戦い、生き延びるのは至難。

目下、目前の敵を狙うのが勝ち。勝利せねばならぬのだ。

そう判断した私は青子の潜むと思われるフィールドから艦首を翻し、比較的近距離を航行していた戦艦・金剛と空母・龍驤に進路を向けた…

その刹那。青子の艦が視界の端に映った。

「奴め、あんな所に!」

しかし見えたのは一瞬。隠密艦のメリットを活かしているようで、以降全く姿を現さない。

私は奴の方角を意識し、警戒しつつ、戦艦と空母への攻撃を継続する。

しかし平静ではなかった。

他の誰に沈められても良い…しかし奴にだけは撃沈される訳にはいかない…

まるで爆発寸前の爆弾を近場に置きながらの作業を強いられているかのようで、すっかり神経を削られ、敵戦艦に思うように攻撃できない状況が続いている内、味方から信じられない朗報が届く。

「Aoyamada(青子の艦)撃破しました!」



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奴め。私を狙うあまり、他への警戒を怠り、砲火に晒されたに違いない…甘い!甘いよ!チョコレートのように甘い!



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大口を開けて笑った。そして、得られた安堵から自艦の向きを変え、目前の戦艦に魚雷の斉射を行った。

その次の瞬間だった。

…あれ?

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なんでこんなところに、こんなに密な魚雷が来てる!?

これはッ…避け切れん!!

うぉおおおおおおおおおおおお


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撃沈。

しかし、青子よりは長生きした…負け惜しみのような台詞を考えつつ、宿敵に話を振ると、衝撃的な答えが返ってきた。


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青子がよこした画像

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青子め…安心を誘って油断させ、勝利を得るとは卑劣千万!


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