乗車拒否して良い理由にはならないでしょう

■タクシーが盲導犬乗車拒否　運転手「以前に席汚された」
(朝日新聞デジタル - 03月18日 12:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3904272

モノは使えば汚れるのは当たり前です。車でも何でも。
ネットカフェの座席も、タクシーの座席も、喫茶店のイスとテーブルも、使えば汚れます。
汚れたら次の客を迎える為、掃除をする。
商売を営んでいる以上、掃除に掛かる時間は当然のコストです。

盲導犬は訓練を受けているので、余程の体調不良や老犬で無い限り、車の中で粗相したりする事は考えられませんし、訓練を受けた盲導犬が車内で暴れて毛を撒き散らしたりするはずがありません。
そもそも、人間でも鞄をシートに置けば汚れることもありますし、泥酔した客だったら嘔吐する可能性だってありますよね。

で、次に盲導犬の話が出ると、毎回と言っていいほど決まって出てくるのがアレルギーガーＺのパイロット。
盲導犬は衛生面でも厳しい基準が課せられているので、普通の愛玩動物と違い、アレルギー持ちの人への配慮もされてます。
一緒にタクシー相乗りして、盲導犬の身体の近くに顔を近づけでもしない限り、そうそう問題が起きるとは考え辛いでしょう。
そもそも、近くを通っただけでアレルギー反応が出て命に関わるって言うなら、外出なんか出来ないでしょう。
街中歩いていれば、盲導犬だけじゃなくて普通のペットとして散歩してるケースだってあるんですから。

どうしても乗車させられない、やむをえない理由があったなら、会社に一本連絡入れて乗せられる車を手配してもらえば済む話。
あまりにも片手落ち過ぎると言わざるを得ないです。
処分しろとか免許取り消せとまでは思いませんが、しっかりと法令を周知していただき、指導して頂きたいですね。