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2016年03月17日20:13

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カープ金銭授受問題について

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160317-00000111-spnannex-base

このニュースに私が触れたのは本日行われた西武ドームでのカープのオープン戦を観戦しての帰りの池袋線の車内。

試合自体は結果も内容もあまり芳しくはなかったですが、久方ぶりの外野での応援、そして今年、最初で最後となる西武ドームを満喫した満足感に私は浸っていました。
しかし、それはこれで見事に吹き飛ばされました。

読売球団一部選手の野球賭博疑惑から端を発する各球団も巻き込んだ試合前円陣における金銭授受問題。
カープ球団の調査進捗が遅い事から嫌な予感はしていましたが…。
例えば今後試合前に円陣を組む度に「あれは賭け事してるの?」と子供に聞かれた時どういう風に説明すれば良いでしょうか?
カープ女子ブームもあって新たにカープに魅力を感じるようになってくれた人たちになんと言えば良いでしょうか?
本当に残念ですし裏切られた気持ちすらします。

一方で、この問題にはこういう声も耳に入っては来ます。
曰く
「これは野球賭博問題とは別」「どこでもやってる事なのだから問題ないのでは?」「俺も会社や学生時代にみんなでやっていたし、こんな事、誰でもやるだろ?」

確かにそれは一理あるとは思います。

選手間で完結しているという時点では球団部外者の第三者を巻き込んで賭場を開帳していた某球団とはまったく次元の違う問題ですし、罰金の件に関しては一種の社会貢献に与していたという見方もできます。
また、金額も1000円〜1万円という高級取りの選手としてはかなりの少額でやはり発端となった某球団に比べると子供の遊びに見えるぐらいです。

しかし、それをもってして問題ないとは言い切れないでしょう。
そもそも、これは通常の試合でスポンサーから与えられる賞金や、監督賞のような球団もしくはチーム公式の物ではなく選手の個人間で黙ってやっていた事ですから、やはりイリーガルな行為だったと言わざる得ないです。
また、同じく現金のやり取りを選手間で行っていた某球団の事例から、この手の少額のやり取りがゲートウェイとなって件の事件のような好ましからざる第三者につけ込まれて大規模な賭博行為にエスカレートする事も否定出来ません。
更にいえば、倫理的にプロ野球という興行が社会的・文化的な側面も持っている以上はその構成員たる選手が一般人と同じ感覚で行動して良いとは私には思えません。
ましてや、カープという球団はその球団創設の経緯から地域にとって非常に公益性の高い存在なのです。

しかし、私が一番憤りを感じるのはその選手達が行っていた行為そのものより球団の対応。
元来、プロ野球選手と言いますと「体育会系」というある種特殊な世界に幼少の頃から浸っていて社会人になって高級取りになってもその延長線上で生きているような人間が多い世界。
そこで一般人以上の高い倫理観を…といっても難しくなるのは無理からぬ事。
そう考えると、これは球団の管理責任だと考えるのが妥当でしょう。
そもそも、カープ球団こと「松田商店」は昨年の下請け企業への「グッズ原価の値下げ強要」からも分かる通り市民球団から始まったという歴史が信じられないぐらい透明性が高いとは言えない部分が多々ありました。
そして、今回の件についても野球賭博問題が噴出した以降も特に調査などを行う事もなく結果報告もNPBが重い腰をあげて以降と後手後手の対応に終始しているように見えます。
上記で言った球団のその公益性を考えるとこれは問題なように思えます。
今回の件に関してはいわゆる野球賭博と違い野球協約に違反しないという事ですからNPBから処分がカープ関係者に下る事はないでしょう。
しかし、上記の倫理的、社会的影響などを加味すれば球団のチーム管理を担当する役職にある人物(具体的な名前は伏せますが監督やコーチではありません)に対してその軽重はともかく何らかの処分などの対応を行うべき。
私はそう考えていますし望んでいます。

カープがこれからも地域やファンから愛される存在であり続け、その恩恵を享受したいのであれば。

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