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2016年03月15日07:20

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「(膝の)痛みが取れないなら・・(腰の)手術する!」

遠方からのTさん(69歳・男性)でした。Tさんは、たまに来院され
「何でわかるの??何で痛みが取れるの??いつ来ても不思議だな??」と、
感心するばかりで、私のアドバイスは一向に実行しない人です。

12日に予約が入ったのですが、時間の空きが無く翌日の13日に来院
「寝ていたら・・寝返りしても、何しても左膝が痛くなって・・
整形外科に行ったら、MRI検査で腰の骨が曲がっていると言われて・・
痛み止めが効かないようなら手術する!」と、言われた様です。

「手術した方がイイでしょうか?」ということでの来院だったようです。
≪セカンドオピニオンのつもりだった?≫

Tさんの場合、元々、前立腺肥大で、頻尿、残尿を訴えての来院でした。
(そちらの方は安定しているが、原因的には同じです)

兎に角、(本人にもわかるように)体を診ていきますと
足裏の足根骨の低下、膝関節の歪み(内側・外側側副靭帯の緩み)、骨盤の捻じれ・・
等々が出てきます。

腰の骨を引っ張っている筋肉の緊張を(本人にもわかるように)確認した状態で
低下している足根骨をあげるだけで、緊張が取れますし、
側副靭帯の緩みを施術するだけで・・膝周りの筋肉の緊張が解消されます。

「私の方から“手術を止めろ”とは言えないけど
腰の骨が曲がっているのは“結果”で、“原因”は足の方だから・・
手術しても、多分、痛みは取れないと思うけど・・」と、一言。

≪これまでも彼の身体を使って、自分でもわかるように何度と言ってきたつもりだが、
理解できないのだな!自分では治す気がないのか?≫と。

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ところで、施術・治療に移りますと・・左膝関節周囲から下腿部に・・
広範囲に・・腱〜骨膜、靭帯〜骨膜にまで異常が及んでいましたから
ワンポイント、ワンポイント、集中しての「腱〜骨膜・骨髄療法」を必要としました。

痛いのを無理して歩いたせいで、範囲を広げてしまったのだと思います。

兎に角、治療予定時間を限度までかけて治療後・・
「どうです?」と確認すると
「ゼンゼン」と
≪我々の世代では「全然」に続く言葉は否定語ですから、ん?≫と、
一瞬思っていると、すぐに続けて
「イイです!」とのことで、≪ホッ!≫と、でした。

これまでは絶対自分からは欲しいと言わなかったのですが
今回は、無理やりこちらから「これ(ヤギ足くん)履いてみて!」と。

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≪あまりに痛かったからか?それとも念のためと思われたのか?≫
「15日(火)にも予約を入れて欲しい」とのことで、時間を取っておきましたが
14日の昼、「都合が出来て・・また改めてお願いします」と、キャンセル電話
≪楽になったんだな!≫

患者さんの方から言われる次の予約は・・楽になって、取り消しが多いので
余程の事でないと、私の方から「次、何日に来て」と、予約は入れないことにしています。
今回も≪やっぱり!≫と。≪“商売”が下手だね!≫

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