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2016年03月11日17:46

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これは…一考の余地あり…かな?

■優しい嘘。ドイツの老人ホームが用意したニセモノのバス停
(TABIZINE - 03月11日 07:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=190&from=diary&id=3892697

成程偽のバス停かぁ〜考えたね。

確かに認知症でそれでいて足腰のしっかりした高齢者は施設など今までの人生では体験したことのない場所にいると

「ここはどこ?ここは私の居場所じゃない!ウチへ帰らなきゃ」

となり得るもの。大勢の職員がいてお互い気を付けている介護施設でさえ利用者さんの離設は稀には起きる。そうなるとそこいらじゅうを探し回らねばならない。ただでさえ人手の足りない施設にはとんでもない負担になるが、警察その他の公的機関に頼るのも限界があるし地域の人々に依頼するのも酷だ。

然しそんな時、これが施設至近にあるとそこで利用者さんが待ってくれる。そうなると見つけ易い。

とはいうものの勿論それは全ての利用者さんに通じる訳じゃない。

バスが来ない?それじゃ歩いて帰る!となってしまったり、
駅まで歩く!と言い出したりする人も中にはいる。

また、Fakeとはいえバス停を作るにはやはりそれらしくとなると今度は一般の人が間違えかねない。また、施設が人煙稀な人里離れた場所にあるならいざ知らず=地方の施設は得てしてそんな立地条件のものも多い=街中にあったり、また施設近辺に本物があったりするともっとややこしくなってしまう。

即座に我が国で採用…とは行かないだろうね。でも一考の余地はあろう。

一番イイのは利用者さんが離設しないようにすることだが、そのために利用者さんの行動に制限したりまして拘束したりは本末転倒だ。そこは間違えてはならない。

其処にいることが楽しい、ここにいることが幸せ、そう思ってもらえるようにはどうしたらよいのか?日々是勉強…orzいやはや大変だぁな。

でも、些細なことでも笑顔になってくれる、喜んでくれる、そんな利用者さんの姿が何より嬉しい。だから何とか頑張れる。否、頑張らないとならない。

つい数日前、長くウチの施設に入居していた90代半ばの利用者さんが旅立った。幾度となく接しお風呂の世話もした。人工肛門のパウチの交換もした。鳥打帽子の似合う、ハーモニカの得意なダンディな「おじいちゃん」だった。何時か必ずその日は訪れる。頭ではわかっていてもやはり寂しい。そして悲しい。果たしてオレはあの人の晩節を穏やかに過ごさせてあげられたのだろうか?もっとやりようがあったのではないか?

毎回正解のない問題に悩んでしまうオレはまだまだ一人前にはほど遠い…orz

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