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2016年03月09日12:38

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先生の見る先に生徒はいるか?

■「子供預けるの怖い」=中3自殺で保護者ら―広島
(時事通信社 - 03月09日 01:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3888959

思うことを少し。

僕が学生の頃、学校をサボったりでロクに学校に通っていないヤツは一定数居た。
でも、担任はなんだかんだと小言やゲンコツの一つを食らわせても、最終的には出席日数を誤魔化して、高校を受けられるように手心を加えてくれたもんだった。
内申書でも、最終的にはその子の不利にならないように最終的にはしてくれた。

それが倫理的に良いことかどうかは別として、僕たちはその先生に救われたし、先生は最終的に僕たちを庇ってくれた。
だから、僕たちはなんだかんだ言っても、担任のことを慕っていた。

今回の騒動で、少し自分が学生の頃を思い出した。
あの時の担任だったら、どうしただろうか、と。

ミスは誰にもある。
要はそのミスに気付いた時に、すぐに訂正すべきだった。
それでも、今回はそれすら杜撰に扱われ、訂正されないまま、この生徒は万引き非行歴という謂れのない罪を着せられた。

勿論、それは大問題だ。

でも、それは本人に確認すれば、すぐに判ることだ。
おそらくは、この担任も亡くなった男子生徒に万引き非行歴の件を話した時、事実確認くらいはしたんじゃないだろうか。
否定しなかったから、担任は非行歴が事実と思い込んだんだろう。

もしかしたら、この男子生徒はこの非行歴には無いが、万引きをしたことがあったのかも知れない。
親にも学校にもバレていない万引き。
担任から万引き非行歴の話があった時、否定できなかったのは、心に疚しいことがあって、否定仕切れなかったのかもしれない。
あの時、バレないようにした万引きが実はバレていたと勘違いしたのかもしれない。
それとも、否定したくとも、先生を前にすると萎縮してしまって、なかなか言い出せなかったのかもしれない。

どちらにしても、そこで担任が男子生徒の万引き非行歴を事実としてしまったのは確かだ。

でも。

これが冤罪でなく、本当の非行歴だったとしてもだ。
中1の時のたった1度の万引き非行歴が中3の入試に響くなんて、あんまりではないか。

聞けば、広島のこの地域での私立高校では、専願入試でないと、なかなか合格は難しいとのこと。
しかも、専願入試を受けるには校長の推薦状が必要らしい。

では、その子の進路にとって、推薦状がどれ程大切なものか、担任も校長も学校もよく知っているはずだろう。

ならば、何故、この子の将来を左右するような、大切な私立高校の入試なのに、推薦状の一つが書いてやれないのだ。
こんな万引き非行歴の一つくらい、冤罪であろうとなかろうと目を瞑って書いてやるくらいのことが何故できない。

世の中、いじめをしても学校に揉み消され、加害者にも人権も将来もあると庇い立てして、平然と希望の進路に進み、学生生活を送っているヤツもいるじゃないか。
そんな非道なヤツの将来は必死に守るくせに、何故、これくらいの非行歴の生徒の将来や進路を守ってやれない。

冤罪は論外だが、冤罪云々を別にして、それがとても腹立たしい。

三者面談までに、幾度も担任に万引きのことを親に話すように言われた生徒はどんな気持ちだったろう。
そして。
三者面談で、万引きの話をされ、校長の推薦状が出ずに、専願入試を受けられないという話を親の前でされる。
そんなことを考えながら、毎日を暮らしていたこの生徒の気持ちを考えると、胸が痛くなる。

最後に。

なんだかんだ言っても、最終的には、推薦状の一つくらい書いてやれ。
先生が生徒を見ず、進路や将来のことを考えずに、何が教育者だ。

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