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2016年03月07日11:59

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NHKの大河ドラマに代表される、

霊の寿命が400年から500年らしいと話題
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=3885172

国民の歴史観を歪めるマスゴミの情報操作で、国民の歴史知識が極端にゆがんでいるから。
ほかの時代の霊魂や幽霊は、はじめから存在を無視されているだけ。

私は今70歳で老い先短いこともあって、先に亡くなった両親や伯父夫婦とかの姿を、何かの折に見かけることがあるが。
彼等には、感謝されても、恨みを買うことはしてないので、「やあ、元気ですか?」とあかるく声をかけている(笑)

もともと人間は自然の一部で、空も海も山も、植物も虫も動物も、死者すらも、それぞれ意識と意志をもっていると、人々は信じてきたし、普通に毎日会話していた。
実際、感覚というか、神経システムが違うだけで、動植物の情報伝達能力は立派にあって。
雑木林などに入ると、一度に降りかかってくるその饒舌なオシャベリには、いつも圧倒されている。

で、それでもなかなかヒトとはつながりにくかったので、専門のシャーマンが発達して、庶民でも、そうした価値観やセンスを残しているヒトが大勢いたから、シャーマンが職業として成立していたわけで。

今でも、表には出さなくとも、そうゆうセンスを持つヒトはまだまだいるけど、今時の職業的占い師は、庶民のささやかなエゴをもてあそんで商売にしているようで、私は好きではない。

で、うちの祖母は、古いタイプのキツネ遣いだったようで。
キツネが玄関に、なにかの知らせを持ってきたり。
*面白いことに、キツネには大事な話でも、祖母たちには、意味不明だったようで。
しかしキツネの関心を大切に祖母はあつかったので、祖母はキツネに慕われたらしく、祖母が嫁に行くときは、近所の狐が行列を見送ったとか。
そうした光景を描いた祖母の弟の絵日記が、今も田舎の郷土史博物館には残っている。
で、その子孫には、芸術家や学者が多いのは、そうした感性の遺伝によるのだろう。

例えばその孫(私の従姉)は、他人の葬式に出かけると、故人が生前言い忘れた形見分けを、棺桶の中から頼まれて。
知らないはずの他人の家の箪笥の中から、形見の品を見つけ出したりして、周囲を驚かせている。

現代人は、自然との交感すら忘れているので、まして四、五代前の祖先の日常生活などは、まったく記憶していないので。
せいぜい使いまわされた歴史像モデルの霊魂や幽霊から、貧困な作家の想像力で描かれたマンネリ化した陳腐な話で、そのかすかな欲求を満たしているんだろう。


従姉の母親(叔母)というヒトは、某大名家の祐筆(秘書ですね)の家系なので。
その大名家に伝わる大奥の血みどろなイジメや拷問や、お小姓の稚児さんをめぐる侍同士の凄惨な果し合いや、双頭の蛇の妖怪が絡む兄と妹の近親姦や。
お家騒動かなんかで預かった娘の身代わりに娘の寝床に入って、その娘に懸想して忍んできた息子の子を宿した母親が産んだ娘が、後に母が同じ兄妹でしかも父娘の間柄で恋仲になって心中する話とかを、普通に目に浮かぶように話せるヒトだった。

今にして思えば、小学生の子どもたちに、「むかし話」としても、こうした内容をへらへら語って聞かせる叔母というのは、今では教育的とはいわないんだろうが。
しかし今の文化庁検定教科書的教育と、そうした凄惨なむかし話教育とでは、どちらが豊かな感性を、子どもに与えるだろう?
確かに我が一族の「ゆたか」すぎた教育は、私もふくめて、時々怪しい子どもが、続出しているけど(苦笑)
これは、DNAに含まれた精神病的器質もあるのだろが、犯罪者はいないので、かろじてセーフかな。

*私と従姉が子ども時代をすごした城下町は、転勤族や旅行者には、山も海も近くて風光明媚で、食べ物がおいしくて「住みやすい町」と好評で、東京に比べれば地価も安いので、定年退職後にわざわざ転居するヒトまでいるのだが。

われわれ昔から棲むモノには、50m間隔で、亡霊や霊魂がうろついている、魔界の街で。
ワタシは見えない方なんだけど、それでも街を歩けば、禁教キリシタンを極寒の河に漬けて殺した川原が、街の真ん中で市営球場になっているし。
敏感なヒトには、河に漬けられて凍った殉教者の姿は、いくつも見えるとか。
遊女が身投げした淵の傍の遊女がお参りした「縛り地蔵」や、殿様の愛馬の墓の墓守の大きな屋敷が市営のお茶室になってたりとか、明治期の機織りの娘職工たちが建てた小さくも不気味な「織姫神社」などなど、いたるところに当時の日常を語る、時に背筋がゾッと寒くなるスポットがあって、街は昼間からでも色々な霊魂が行き交って忙しい(苦笑)

月に1度ほどの出張のためにワタシが田舎に借りている部屋は、元々大昔に亡くなった従姉の母親の部屋で、玄関を開けて掃除をしていると、近所の猫が覗きにくるが。
その猫の顔が、叔母にそっくりで(苦笑)

当然に猫は足音を忍ばせて近寄ってくるのだが、ドアを覗きこんでくる猫の顔が、目に見える数秒前から、その気配を私に伝えてくる技は、流石に魔女の家系だわ(笑)


突然話が変わるけど、2015年1月のフランスの週間新聞社「シャルリ・エブト」社襲撃のあと、フランスでは、「私はシャレリ」400万人の、反イスラムのデモがひろがった。
このフランスの「他宗教への非寛容」は、中央部のフランス革命の流れをくむグループとは違った、周辺部フランスに残る中世カトリック信仰が、新自由主義的価値観に染まって、カトリック的な価値観が衰退して没落したから、というフランスの学者の指摘がある。
この「ゾンビ・カトリック」は、その正体は新自由主義者で、彼等は保守的右派以上に、「弱者に冷淡」だと、その学者は警戒している。
これはフランス史を知らない外人の私見だが、その地域は、かつてのフランスのナチ政権を支えた地域に、重なりそうな気がする。

で、私の故郷に最近移り住んだ、中央一流企業の定年退職者の知人に、「この街は古い城下町だから、いろいろあって、進化が遅いんだよ」と説明したら。
「イヤなら、あんたが出て行けば良い」と、にべもなく言われた。

今の政権を支えるネトウヨ型思考は、まさにこうした「成功者」の考え方らしい。


*「霊の寿命が400年から500年らしいと話題」という話は、記者の語り口からしても、元々は、都会暮らしのネット族の、軽いヒマ潰しのコンビニ文化的ネタなんだろうけど。

寄せられたコメントの方も、その恐ろしいまでに貧困な想像力が、私には幽霊よりも、遥かに恐ろしかった。

70歳になった自分は、改めて「もはや異邦人」であることを知らされた感じがする。

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