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2016年03月06日17:46

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神楽ディナーショー

3月5日(土)夕方からホテルニューヒロデンで開かれた第19回お神楽ディナーショーに行く。広島県安芸太田町の三谷神楽団による『頼政』『大江山』を相方と鑑賞。

『頼政』は『平家物語』にある源頼政の鵺退治をお神楽にしたてたもの。『平家物語』と違って鵺はよくしゃべる…自らの正体を「金毛九尾」と明かしていたところをみると玉藻前の話の後日談でもあるのか。

鵺を迎え撃つのは頼政と従者の猪早太。弓矢で射るだけでなく矛までふるっての大立ち回り。ふと気づいたが猪早太ってあのハヤタ隊員の名前の由来だろうか

『大江山』は頼光による酒呑童子退治の話。四天王の名は出てくるが舞台の上で酒呑童子に対峙するのは頼光と渡辺綱のみ。童子にさらわれていた都の姫君・紅葉姫が、毒酒を童子に酌して飲ませることで力を失うくだり、「鬼神に横道なきものを」の雄叫びが素晴らしい。童子は蜘蛛の糸を放って頼光主従の攻め手を防ぐ(このあたり土蜘蛛のイメージが入った演出)。ついには頭をキャストオフ、その首は助けられた紅葉姫とともに都へと運ばれて終演。

思えば素戔嗚尊の八岐大蛇退治(これも神楽では人気の演目)の頃から日本人は怪獣と戦ってきたのだなあ…で、家に帰ってテレビをつけるとちょうどKaijuとJaegerの意味の説明が始まるところだったw

『パシフィック・リム』(やっぱり何度見ても面白いな)鑑賞を終えて就寝、起きれば日アサのヒーロータイムが待ってるわけで夕方から翌朝にかけて伝統の継承というものを強く印象付けられた次第。


ところでディナーショーで近くに九州から来たという神楽ファンの3人家族がいたのだが8歳のお嬢さん、自分が両親と別メニューであることに不満そうだった。彼女のためのお子様ランチは手が込んでいたけど本格的なディナーの方が明らかにおいしそうだし、最近のディナーショーでのフルコースは、お年寄りのために多すぎないよう量が加減してあるのだから、この手の催しで子供の分だけメニューを変える習慣はそろそろ考え直した方がいいんじゃなかろうか。

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