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2016年03月04日09:35

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日本人と幸福度が低いのは「所得」ではなく「人との繋がり」が希薄化したためだと思います

■留学生たちと語った「日本人の幸福度が低い理由」 所得以外の何が足りないのか?
(キャリコネ - 03月03日 16:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3880724



日本人の幸福度は、先進国では最低レベル(全体の43%)とのこと。

幸福に感じている国民が多いのは、記事に載っている数字を拾うと、
先進国では、アメリカ(65%)、ドイツ(60%)、フランス(51%)らしいです。
新興国では、メキシコ(79%)、ブラジル(73%)、中国(59%)、インドネシア(58%)とのこと。
いずれも50%を越えています。

日本に近いところでは、韓国(47%)、インド(44%)、ロシア(43%)、ギリシア(37%)。
韓国は自殺が世界で最も多い国の一つで、千人あたりの自殺率は日本の約1.5倍。
ギリシャでは、少し前から経済危機に見舞われています。



以下、日本について論じることにします。


高度成長期頃までの日本は、国民一体となって豊かな社会を築いてきました。
そこには親子の断絶はあっても、社内では社内教育等助け合いの精神が根付いていました。


しかし1980年代(中曽根政権)以降、徐々に新自由主義的な考えが導入されてきました。
所得税の累進化率は徐々に緩和され、消費税は導入され、
とどめには、小泉・竹中「構造改革」によって、自己責任論により、社内の人間関係まで分断化されてきました。
今のアベノミクスは、それを更に拡充し、危険ドラッグ等に逃げなければならなかったり、親子の虐待・殺人にまで、人間関係の破壊は進んでいます。

アベノミクスにより、一部資産家は所得は増えていますが、
大多数の国民は、所得は減る、家族関係は分断化が進むと、いいところは一つもありません。


日本は、所得は減っても、国全体では未だ世界第3位の経済大国です。
しかし1人あたりの所得は、以前に比べてずっと減っているとか。


幸福度というのは相対的なもので、少し前に比べて何が増え、何が減るかということが重要になってきます。


そうすると今の日本は、上記の通り、大多数の国民は、所得は減る、家族関係は分断化が進んでいると、本当に悪い傾向ばかりです。

ここは一大手術を敢行して新自由主義の呪縛から脱却し、
規制を強化し、同一労働・同一賃金(現在の正社員給与ベースによる)で国民1人あたりの所得を増やす。
所得再分配(所得税累進課税率強化、消費税は5%か1%まで減税)で社会保障を充実させる。
国は中小企業支援を拡充する、
国民は社内上下や親子の助け合いにより、人間関係の復活を図れば、
日本の幸福度は再び高くなっていくと思います。



補足:2015年の税収が上がっているのは、2014年4月に消費税を8%に上げた効果が出てきたのではなく、
2015年1月より所得税の累進化率が強化されているからです。
【以下、2013年7月6日付け愛媛新聞より抜粋】

(2013年7月時点)
課税所得1800万円以上 所得税率40%
(2015年1月より)
課税所得4000万円を越える分につき、新たに45%の税率
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