【 試し切り 8 母の証言を元に 】
母の双子の兄が18歳の夏休みに
二階の九畳間で日本刀を振り回し
父の形見の千字分を書いた羽織を切った。
これは 〜 事故か ? はたまた事件か ?
どちらとも言えるし どちらとも言えない。
では ! 何 ?
拳骨和尚は考えた。
通常では起り得ない偶然が幾つも重なり合った
神懸りとも言える 【 奇跡 】 だと。
※ 【 奇跡 ・ 奇蹟 】 とは
常識では起こるとは考えられないような不思議な出来事。
特に神などが示す思いがけない力の働き。
また それが起こった場所。
当時の現場を絵にしてみた。
押入れの上にある30センチの棚に懸かっている羽織は
実は裏向けになっていた。
母の証言によると羽織は正面から見て 【 左側 】 が
縦に背中・胸・袖が30センチほど切れていたそうな。
図の中の羽織は棚の中央よりに吊り下がっていたようである。
まあ 〜 スケッチだから細かい事は置いておこう。
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