http://9001.teacup.com/sfk/bbs/16398 (写真入り記事)
私の神学校(牧師になるための専門学校)の学生時代に、説教学という授業があり、説教演習の時間がありました。
私の説教に対して指導教授は、「菅野君の説教は、信徒たちがずっと講壇に居たくなる説教だね」と言われました。
「理想的な話だけど、実生活からかけ離れている。もっと生活に根ざすべきだ!」と受け止めました。
私の説教が、人間のドロドロした生活から離れることなく、そのただ中に、キリストの十字架の恵みを語る牧師になろう!と決意しました。
私の説教の次は、韓国人の神学生が演習しました。内容は詳しく覚えていないけれど、繰り返し、「カイネン(概念)」と「チンカク(人格)」というキーワードを語ったことを、今でも耳から離れません。
彼が語りたかったのは、「能書き、理屈、宗教を語るのではなく、イエスさまを語るべきだ!」ということです。
世の中には、方法論、「How to〜」ものが流行っています。それはもちろん素晴らしいことですが、所詮、方法論は方法論です。その方法を編み出した人の人生観や体験や環境に基づいていますので、その方法を真似して取り入れても、なかなかうまくいかないものです。
説教で大切なこと、それは、「カイネン(概念)」より、「チンカク(人格)」。
すなわち、主イエスさまと出会い、救いを体験し、その実体験を語ることが大切です。
みなさん、人生の中で、「どうしたらうまくいくか?」と考えるよりも、「誰と生きるのか?」を考えて下さい。
その答えは、イエスさまと生きることです。
アメリカで著名なロバート・シューラーという牧師のお嬢さんは、ある日、バイクで交通事故に会い、九死に一生を得ました。しかし、生きるためには足を切断する必要がありました。
シューラー牧師は、成功哲学を学んで成功した人の一人で、教会の活動において成功していました。可能思考の大切さを語り、自身もその考え方で成功していましたが、娘さんの事故に直面した時に、可能思考が何も役に立たないことに気づきました。
神に祈ると、今までは、聖書を概念や方法論としてだけ受け止めていましたが、イエスさまとの人格的な出会いを体験しました。その出会いによって、娘さんのバイク事故を直視し、受け止められるようになりました。
娘さんも、イエスさまと出会い、その事実を感謝の心で受け止めました。
ある時、船のクルージング旅行に家族で出かけました。クルージングの最後の日にかくし芸大会が行われました。そのステージにシューラー牧師の娘さんが立ちました。
「私には特に秀でた芸が出来るわけではありません。みなさんは、私が義足を付けて歩く姿を見て何があったのだろうと思ったことでしょう。私がここでお話したいことは、何ができるかよりも大切なことがあります。それは、誰と歩くかです。私は、イエスさまと共に歩いています(Walking With Jesus)。」
そのかくし芸大会の会場は割れんばかりの拍手がしばらく鳴り止まなかったそうです。
何ができるか?
実績、成果、地位や名誉、富や財産を持つことは素晴らしいことです。しかし、それらがなくても、そして、それらが色あせて見えなくなってしまうほど素晴らしく大切なことがあります。Walking With Jesus.イエスさまと共に歩むことです。
「カイネン(概念)より、(人格)が大切です」
あなたはイエスさまと共に歩んでいますか?
気づかなかったかも知れませんが、イエスさまはあなたと共に歩んでおられます。
これからは、いつもイエスさまが共に歩んでおられる事実を意識し、自覚的しながらイエスさまと共に歩んでいきましょう。
素敵な一日でありますように。
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