ハンブルク州立歌劇場 さまよえるオランダ人
2016/2/21 18:00- ハンブルク州立歌劇場
Richard Wagner
Der fliegende Holländer (The Flying Dutchman)
Director and Stage Designer: Marco Arturo Marelli
Costume Designer: Dagmar Niefind-Marelli
Musikalische Leitung: Johannes Fritzsch
Holländer: Johan Reuter
Senta: Ricarda Merbeth
Erik: Andreas Schager
Daland: Reinhard Hagen
Steuermann: Thomas Ebenstein
Mary: Anjara Bartz
Orchester: Philharmonisches Staatsorchester Hamburg
Chor: Chor der Hamburgischen Staatsoper
ハンブルクでオペラを観るのはこれが2回目。今回は幸運にもオランダ人を観ることができました!
新国でオランダ人を観たときとぜんっぜん印象が違いました。あのときはやっぱりワーグナーって難しいな、勉強足りないとつまらないなとしょんぼりして帰ってきたのに、今回は何て大衆的で楽しいの!って思った。
もうオケがね、全然違いました。一流のオーケストラと比肩するほど洗練されてるわけではないけど、思い切りが良くてどんどん鳴らす。ワーグナーのあの音楽がポピュラーミュージックのように聴こえました。すっばらしい!
そして、歌手の皆さんも、とてもよかった。何よりもオランダ人のヨハン・ロイターさんが素晴らしかった。これ、オランダ人が主役なんですよねやっぱり、と再確認。ゼンタのメルベートさんは新国でもこの役を歌ってらしたのを聴いていたみたい。そのときも彼女はすごい声量の持ち主と思ったけど、今回もさすがでした。シャーガーさんはちょっと頑張り過ぎかな?と思う感じはあったけど、でも音程も声量も安定していて。あー楽しかった。
今回、客層に子供や学生が多いのにびっくりしました。私のお隣は2人の小さい男の子を連れたお母さん。彼らまだ小学校に入ったか入らないかくらいじゃないかと思うのですが、最初から最後まで声もあげずに一生懸命オペラを観ていました。終わったときはメロディを鼻歌で歌ったりして。さすがドイツ!
日本でもこういうワーグナーオペラを観られたら、聴けたらなあと思うのですが。5月のローエングリンは期待してますよー新国さん。
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