今年6回目の常総でのお手伝い。
雲ひとつない晴天だったものの、筑波山から吹き付ける”つくばおろし”が強く、体感はかなり寒い1日。
筑波山も霞んで見えます。
今回は昨年にハウスのビニール剥がしなどで何度か伺っているお宅へ。
作業内容はお宅が作付けしている田んぼに沿った側溝からの泥や藁の撤去です。
今年の作付けのために行政に依頼したところ、対応して貰えなかったとのことで、センターに依頼されたとか。
田んぼといってもひと区画だけではなく、10区画ほどに作付けされており、それらが点在しているために、作業と移動の繰り返しでした。
センターのスタッフさんによると側溝の総距離は2kmだったとか。
依頼された分はテンポよく片付いて、依頼主さんの表情も徐々に柔らかくなっていくのを感じました。
時間が余ったので別のお宅へ。
水を被って動かなくなった機械類を修理するための搬出、廃棄するピアノの解体などの作業にあたりました。
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常総の街は道路整備なども進み、表面上は水害の爪痕が少しずつ塞がってきたように見えます。
ただ、今日伺った2軒のお宅だけでも、未だに元の生活に戻るにはやるべき作業が残っていて、街全体でも家族だけでは対応しきれないケースが埋もれていることが容易に想像できる状況です。
作業後の帰り際、ハウス解体の依頼を検討しているというお宅に伺いました。
解体予定のハウス内部には大量の藁が流入し、パイプが大きくひしゃげていて、それが8棟。
やるならかなりの作業量となることが一目瞭然です。
チームでは今までほぼ全ての日曜・祝日を常総行きに充てていましたが、今便で一旦終了の予定でした。
ただ、住民の方々からは、行政の網ではすくい上げられない部分の助けを求める声ならぬ声が聞こえてきます。
そのため、常総でのお手伝いも少し頻度が変わるかもしれませんが、継続することになりそうです。
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自分のためにカロリーを消費するのも悪くないと思いますが、それよりも困っている人のためにカロリーを消費する。
後者の方がより効率よく、より多くのカロリーを消費でき、その成果を何らかのカタチで現地に残すこともできる。
自分の使い方をどうすべきか、継続検討事項です。
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