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2016年02月27日09:39

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「痰は痰壺へ」

幼いころ母親に連れられ、川口駅によく出た。
今思えば50年近く昔の事だ。
その頃はまだ、キューポラの煙のなか、
ディープな昭和にあふれていた。

競艇場行きバス乗り場前にいた予想屋の短い赤鉛筆。
旧青線へ続く道のネオン。
半ズボンの足に吹き付ける未舗装道路からの砂埃。

そんなレトロな風景の中でも、
横断地下道の脇に置いてあった痰壺に、
僕はとりわけ心を奪われた。
最近の日本ではあまり見なくなってしまったが、
薄暗い地下道の片隅に、
ひっそりと置かれた小さく異彩を放った痰壺。

痰壺の置かれた脇の壁には、
それが何のためのものか説明が書かれていた。
「タンはタンツボへ」
痰を吐く人の公共心により、
成り立つしろものだ。

ゴミや汚物はまとめてポイ。
次の選挙は日本人の素晴らしき公共性を、
みたいモノだ。







■民主と維新、3月合流で正式合意 新党協議会立ち上げへ
(朝日新聞デジタル - 02月26日 14:54)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3870860
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