集団的自衛権は必要で憲法９条を変え自衛隊の存在と地位を憲法で明記すべきと考える私とは考えが合わないんですが、まあ高校生くらいなら世の中のことを知り、そのうえで理想の世界を追い求めることは悪いことではないと思います。むしろ同年代でも「どうせ」が口癖のニヒリズムに浸った人間よりはエネルギーがあっていいじゃないかと思う部分もあります。
チャーチルが本当に言っていたかどうかは分かりませんが（たぶん「ダービーオーナーになることは総理大臣になるより難しい」と同様に言っていないと思います）「２０までに共産主義に傾倒しない人間は情熱が足らない、２０過ぎて共産主義に傾倒するものは知能が足りない」んだそうです。私はそれ「２０までに理想を持たないものは情熱が足りない、２０を過ぎて（遅くても３０）理想ばかり追うものは知能が足りない」とと思いますよ。
理想を追うことも結構ですが、経済力や軍事力や謀略をも辞さない外交がものをいう国際政治の現実というものも理解したうえで本当にこうした活動を続けていくのが自分の祖国のためにいいのかそうじゃないのかを真剣に考えてください。
今安保法制反対デモに向けている情熱を世界の現実を知るために様々な立場の考えを学ぶことに向ければ答えは見えてくると思いますよ。集団的自衛権がいらない世界って、いえ個別的自衛権すらいらない世界って私も理想とするところですけど国際社会の現実を見せつけられてしまうとそうも言っていられなくなりました。今デモをしている高校生の皆さまもどうか現実も併せて見られたうえで考えて欲しいですね。現実ばかりで理想を捨てるもの考え物ですけどね。そうなってしまうと「とにかくアメリカ様のお助けがいるんだからアメリカ様と一緒に集団的自衛権だ、アメリカ様のふんどしをかつげるように安保法制だ」ってなるんですから。
■高校生がデモ「集団的自衛権いらない」クラブ音楽にあわせて渋谷の街を行進
(弁護士ドットコム - 02月21日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3862558
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