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2016年02月20日22:48

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将来を見据えた職業選択とはどんなものだろうか?

30年後に社会がどのように変わっているかを予想してみよう。

人口ピラミッドをみるに第二次ベビーブーム世代が年金受給開始し、生産者人口は減少傾向の逆三角形の先端だ。かりに今から子供の数が増えていくとしてもその多くはまだ未成年だろう。
移民政策は政府によって否定され、人工知能が発達し判断業務の多くやクリエイティヴな分野にまでそれは影響を及ぼすだろう。
たとえば自動運転技術が確立すればドライバーという仕事は減少するだろうし、産業現場のAIが最適化されれば組立加工だけでなく検品まで自動化されるだろう。

こうなると人類は何を仕事にすればいいのかわからなくなってくる。
諸説さまざまな予測がたてられ、「20XX年に無くなる仕事」といった話題はいくつも散見できる。

そう考えたとき、いまの若者が目指す仕事はなにだろうか?
機械にとってかわられにくい仕事を選ぶのが正解だろう。

その大きなベクトルの一つがサービス業だ。
ペッパーが進歩して外見がオリエント工業の特殊人形のようになり不気味の谷を克服したとしても、やはり人間同士のインターフェイスには人間を使うのが自然でありコストも妥当である。
この分野においては高等教育よりは専門知識が重要なわけで、高卒どころか中卒でプロフェッショナル教育をするのが望ましい。

もう一つが人工知能やそのインフラを維持する技術者だ。彼らは高度な知識と頭脳が必要とされる。たかだか大学で学んだくらいでは作業員レベルですらあやしい。いまの研究者や技術者のトップレベルの知性と知識が必要だ。

そして人間の文化継承者的仕事が今後生まれるだろう。
人工知能とて万能ではない。依存していた社会がほころび、崩壊する可能性も否定できない。テロや戦争、自然災害などで復旧困難なダメージを負う可能性を考え、人間が手作業で文化文明を維持する「伝統的」「古典的」「手作業」な生き方と、それをもう一度進歩させるための手順を伝統的に伝える役割の仕事だ。いまでいうご意見番や評論家といったものだ。
ただおそらく平均するとこの仕事の収入は限りなく低い。
ただ、そういった価値観や評価とAIが導き出すビジョンの評価ってのが人類のかじ取りになるわけで、そのトレンドを作り出せるほどの存在になれば、人類の中心にいるもっとも自由な人間の一人になれるだろう。
わかりやすく例えれば、キモオタ消費者で終わるか、妄想創作で人気者になったラノベ作家や漫画家になれるかってのが、哲学をはじめファッションや生活情報すべてに拡散されて適応されるようになるわけだ。

おそらく今の貨幣経済は将来的にはあまり意味をなさなくなり、新しい情報資産が生み出す電子的または情報量的な富に駆逐され価値を大きく失いはじめるだろうね。
300年くらい先の世界では、人類は貨幣経済からの脱却をし情報資産による価値換算で適切なコストと負担で生かされるようになる。そうなると初めて、貨幣経済で縛られていた部分の人類の可能性が開かれると思うんだ。

その変化を受け入れられず、既得権益と富を持つものが世界を滅ぼしかねない戦争を仕掛けなければね。


「高卒採用が狙い目」に賛同の声
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=3861038


と、たかだか高卒就職を話題にここまで可能性を飛躍させてみた。

AIに管理されたユートピアで、家畜のように生きる種の保存のための頭数になって、犬猫が仲間の毛づくろいをするような身内へのサービス業に死ぬまでの時間を費やすのがほとんどであり、同時にAIがない社会なら何ができるかを伝統的に受け継ぎ思考していくロストテクノロジーのアカデミックをその合間に繰り広げていく。世界の基本インフラはAIが管理し強化学習で最適化と変化を続けていく。
その理解とエラーの監視を行うジーニアスにもほどがるエンジニア集団やロジカリストはそのほんの一部でしかなく、可能であればその数は増やしたいが、理解に追いつく人間が増える速度よりも強化学習の進歩のほうが指数関数的にはやいので追いつかなくなる。

行き着く先は人類が何もしなくていい世界。
人類なんていなくていい世界。
なのかもね。
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