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2016年02月19日18:45

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1歩手前 ゼータの値がゼロになる場所 ── リーマン予想
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ゼータ関数の零点(ζ(s)=0となるs)が、−2, −4, −6, …という負の偶数以外にも、無数あることを発見した。リーマンが計算することのできた零点は、すべて0.5 +(実数)×i という複素数、つまり複素数平面において x=0.5 (実部が0.5) という直線上に乗った点だったのである。この直線が、ゼータ関数の対称性の中心である実数 0.5 を通る直線なのは意味深だ。もちろん、s⇔(1−s)の対称性から、0.5+α×i が零点なら、それを1から引いた(つまり0.5をはさんで直線上のちょうど真反対にある)0.5−αi も零点だとわかる。
リーマンは、「負の偶数以外の零点は、すべてこの直線上の数、すなわち 0.5+(実数)×i という形の複素数であろう」、と予想した。── リーマン予想まであと10歩[著]小島寛之
──【雑誌】現代思想44-6 リーマン(青土社)
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