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2016年02月15日00:58

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若山富三郎、殺陣の魅力。

勝新太郎のチャンバラ映像まとめはわりとユーチューブに
まとめて出ているので、簡単に見る事ができるが、
若山富三郎となるとなかなか難しい。

90年代に

「忍者が出ているアクションをたくさん見たいといわれたんだが・・・。」

と、アメリカにホームステイする知人に言われたんで
前半は忍者アクション、後半は座頭市でまとめた(笑)ビデオを製作、


「これが日本の殺陣の真髄じゃい!」

と、渡したんだが、
アメリカで家族で見て・・・・・・・・・・・

皆さん後半の座頭市の動画に固まったように集中し、
大変、感銘を受けたとの言葉。

近年になり、似たような感じで座頭市動画(殺陣)が
外国でまとめられているのを確認するたびに


「90年代にまいた種がこんな風に広がるなんて・・・・・。」(んなわきゃねぇか)と
感慨無量です。

勝新はもはやワールドワイドだとして、
若山富三郎の場合は難しい。

勝新と違い、なかなか簡単には殺陣が味わえないのである。

殺陣が下手だとかそういうことではない。
むしろ勝新をして


「チャンバラは兄ちゃんの方が上手いよ。」


と言わしめたのであるから、全盛期は5本の指に入る
殺陣名人だった事は確かなのである。
(仲の良い兄弟だったから、その辺少し割り引いたとしても。)

普通に見てても凄いんだが、更に凄いと感じるのは
この人、実は左利きなのである。

片手で振る場合と違い、
左右逆にもつ事を考えると分かるんだが、物凄く刀を振りにくい。
松方弘樹なんかで見てると分かるが(あの人も左利き)
今だ殺陣の際に両手で持つとぎこちない。

若山の血の滲む様な努力のあとが見て取れるのである。

さらに、若山は、槍、長刀、棒・・・等々何でも上手い。
殺陣全般をこなすのである
(もちろん素手の場合でも)

そこまで殺陣が見事なのだが、この人、残念ながらちょっと
作品ごとに殺陣の質があまり安定してないのである。

元々の腕前が未熟で、上手く見えるときがあるけども・・・と言う話しではなく、
元々の技術は最高なんだけども、
何と言うか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

妙〜〜〜に「普通」の時が混ざっているのだ。
主に屋外撮影の時なんかがそうだ。
思うに、この人アウトドアは苦手なんだろう。

その代わりと言ってはなんだが、室内とか、セット撮影時とか、
とにかく決められた空間での順序だてた感じにキッチリ決められた感じであると
非常に、決まる殺陣を発揮する!

最高だ!

この、外国で「子連れ狼」の殺陣をまとめた動画等を見てもらえば分かると思うんだが、
19秒あたりから集中してみていただきたい!

場内で大勢の敵を相手にしてからの殺陣・・・・!
おそらく若山富三郎、生涯でもトップクラスに入る殺陣である。

斬りながら右側に進んで行き!今度は左側に!!

その場で動かずに斬っていくのは少々慣れれば誰でも出来るんだろうが、
移動しながら動きを崩さずに切り続けていくのは普通は無理なのである。



これだけの殺陣の腕前を持っていても、勝新ほどには
作品に恵まれなかったのだ、
山城信吾などの本によるとどう〜〜も不動の当たり役「座頭市」を持っている
弟に、少しばかり嫉妬の気持ちも抱いていたようだ。

そのせいか勝新の当たり役のパクリ(?)的な作品も何本か出演している


座頭市 → 極悪坊主

兵隊やくざ → 兵隊極道

番外としては 座頭市 → 唖侍 鬼一方眼


と言った所か。


とにかくTVシリーズなどでもその殺陣の腕前を発揮しているが、
残念ながら「遺憾なく」とは言いがたい。


「今回はハズレだったかぁ・・・・・・・。」


と言う回も少なくないのだ。
(最高の時は最高なんだが。)

そういうわけでおじさんはいつも思う


「一般的な方々が、若山さんを最初に見るときに、
 どうか”ハズレ”の時じゃありませんように。

 間違った評価を抱きませんように・・・・・ッッッ!!!!」


と・・・・・・・・・・・・・!


最後に、千葉真一との殺陣を紹介して締めくくりたい。

この鬼気迫る演技を見れば、この人、殺陣だけの人ではない!
演技力も1級品だと理解できるはずである。
(袂に腕を引っ込めて、上着を払う所作なども決まっている。)




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