ラブメッセージ

■宮崎衆院議員が辞職願＝１６日に許可、４月補選へ
(時事通信社 - 02月12日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3848891


世の中、こんなコトがあったらオモロイなぁって思ったりする。
ただ、それが余りに出来過ぎた話だったら、一気に嘘くさい話になる。
何処かにウラがあるんじゃないかと、そう勘繰ってしまう。

最近の文春の記事には、そんなニオイがプンプンする。

メディアの前で、イクメンをアピールし、育休制度の普及を掲げ、自らも議員でありながら育休を取ることで、育児に関わる有権者から支持を集めている議員。
そんな議員が妻の出産直前、まさに育休を表明した直後に、妻の居ない隙を狙って、他の女性と不倫していたら、どんなにオモロイ話だろう。

いやオモロイ話という言い方は不謹慎だが、週刊誌のネタとしては、美味しいネタであることは確かだ。

だが、それを都合良く文春だけがキャッチし、スクープするってのは余りに良く出来た話なんじゃないだろうか。

いやいや、何も記事が嘘だって言っている訳じゃあない。
きっと宮崎氏は本人も会見で認めているように、不倫をしていたのは事実なんだろう。

でもその不倫が最初から仕組まれたモノだったら。
宮崎氏の不倫相手が文春側が用意した女性で、こうしたオモロイ出来事が起こるように宮崎氏に近付いていったとしたら。
まあ、出来過ぎた話も嘘ではなくなる。

文春側がそういう記事を作る為に絵を描いた訳だから、出来過ぎた話になるのは寧ろ当然で、後はその文春の描いた絵に、宮崎氏が引っ掛かったというだけだ。

所謂、ハニートラップ。
彼は文春側の仕掛けたハニートラップに引っ掛かったのだろう。

まあ、そういう誘いにホイホイ乗っかる宮崎氏もアホだ。
自分の立場を弁えていれば、そんなハニートラップに引っ掛かることはないし、時期を考えればそれがハニートラップだと気付いてもおかしくはないハズ。

それを気付かずに引っ掛かる宮崎氏は脇が甘いとしか言い様がない。
加えて矢張り議員としての自覚が足りないし、キツイこと言うならば、もともと国会議員の器じゃないだろう。

だから、今回の議員辞職は仕方がない、
寧ろ、これまで不祥事を起こし、有権者を裏切ったにも関わらず、議員の席にしがみ付き議員報酬を貰い続ける議員と比べると潔いと言っても良いかも知れない。

ただ、責任を取るのは宮崎氏だけで、この件は落着して良いものか。
この不倫劇が文春側の仕組んだハニートラップだとしたら、京都3区の議席を空白にした責を文春は問われるべきではないかと思うのだ。

これが宮崎氏の自発的な不倫で、彼が最初から不倫を目的に育休を取り、妻が出産で居ない間に不倫相手を漁って居たのなら、これは一方的に宮崎氏が悪い。
まあ、総ての責任を彼は負うべきだろう。

だが、これが文春が仕掛けたハニートラップで、彼がそれに引っ掛かったなら、勿論、それに引っ掛かる宮崎氏も宮崎氏だが、仕掛けた文春も相当タチが悪い。

つまりこの記事がスクープだとしても、たまたま撮ったスクープでも、長い期間、彼を追い掛け、張り込んで撮ったスクープでもない。
手っ取り早く、面白いスクープにする為に、文春が作り出したスクープであり、言うなれば、ヤラセのスクープなのだ。

もし、文春がハニートラップを仕掛けなかったら。
わざわざ彼は、それでも妻の出産を狙って、女性を漁り、不倫をしただろうか。
僕はそうは思わない。
其処まで彼が自分の立場を弁えないアホとは思えない。

となると、罠を仕掛けた文春に責任はないのか。
これが文春の手柄で取材力の凄さと、手放しで称賛して良いものか。

他の週刊誌は、是非とも、そのへんの文春の出来過ぎた話を取材してスクープして欲しいものだ。

そして、今回京都3区の議席が空白になったことで、補選が行われるだろう。
その補選にはまた、莫大な金が掛かり、税金が投入される事になる。

勿論、空白にした責任は宮崎氏にある。

だが。

それが文春の仕掛けたハニートラップによるものとしたら。

文春は、自らの発行部数を伸ばす為に、ヤラセのスクープを作り上げ、京都3区の議席を空白にし、税金を使わせる原因を作ったことになる。

これは本当にタチが悪いと思う。