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2016年02月08日22:04

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牧阿佐美バレエ団 白鳥の湖

2016/2/6土 18:00- 文京シビックホール

演出・振付:三谷恭三(プティパ/イワノワ、テリー・ウェストモーランド版に基づく)
音楽:P.I.チャイコフスキー
美術:ボブ・リングウッド

指揮:アレクセイ・バクラン
管弦楽:東京オーケストラMIRAI

オデット/オディール: スヴェトラーナ・ルンキナ(カナダ国立バレエ団プリンシパル)
ジーグフリード王子: ルスラン・スクヴォルツォフ(ボリショイ・バレエ プリンシパル)

今年に入ってから、新国・東バ・東京シティバレエ・牧阿佐美バレエ団、と期せずして日本のバレエ団の公演を観る機会が多かったです。ここの公演を最後に観たのは、だいぶ前のノートルダム・ド・パリ。確かパリオペからゲストが来ていたんですが、何年のことでしょう。。。とにかくものすごく久しぶりでした。今回はバレエ団というよりはカナダ国立バレエに移籍してしまい日本で滅多に観られなくなってしまったルンキナがお目当てでした。

牧バレエ団の白鳥、新国の牧版とは全く違って、いわゆるプティパ・イワノフ版の難度を下げたものになっておりました。見終えての私の印象としては、公演というよりは発表会に近い役割もあるのかなあ、という感じ。客席もご家族の方がたくさんいらしているご様子でした。会場は結構席が埋まっていて、日本のバレエは芸術として鑑賞するものではなく、おけいこ事として、ダンサーの家族やお弟子さんが家族や先生の晴れ姿を観に来るもの、という楽しみの方が主流なんだろうなぁとしみじみ実感した次第です。それはそれでいいのですけどね。

さて、ルンキナ様。彼女の白鳥の全幕を観たのはこれが初めてです。たおやかなルックスとは違い、堂々とした白鳥で、さすがボリショイのダンサーだなぁと思いました。あ、決して荒っぽかったとか雑だったということではないです。マリインスキーの宮廷調ではなく、ボリショイの外連味のある感じ。いい意味で、です。

ただ、こういう一流の人を観るときは、やっぱりバックもある程度のレベルで観ないといけないんだな、とも。ルンキナが手抜きしていたとは言わないけど役への気持ちの込め方は本気度50%くらいだったのじゃないかな。

NBSさんかジャパンアーツさん、ガラ公演とかゲストとかで彼女をよんでくれないでしょうかね。バレエフェスに来なくなったときは、本当に悲しかったです。次はいつ、彼女を観られるのかな。
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