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2016年02月08日18:43

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NHK会長は一刻も早く辞任せよ

NHK会長は一刻も早く辞任せよ

         杉浦 正章
 
キャスター降板は時代の風潮を反映

「帰りにでも日刊ゲンダイでも読んでみてください。これがメデイアが萎 縮している姿ですか」と首相・安倍晋三が衆院予算委で名指ししたので、 ゲンダイを読んでみた。あるある。

巻頭特集で「詭弁と居直りに拍手!? 喜劇的な安倍政権の高支持率」と見 出しを取って「各社の世論調査の結果は、この国の倒錯ぶりを浮き彫りに している」となんと安倍内閣の高支持率にまで噛みついている。

安倍は午前の委員会での答弁だから、当然ゲンダイを読んでいないが、予 測は的中した。世論調査の結果がけしからんと書くノーテンキなメディア は世界的にもまれだが、ネットでも購読できる。読めば反安倍の急先鋒の 実態とレベルが分かる。それにつけても安倍はゲンダイにまで目を通して いるとは恐れ入った。

安倍は「毎晩の放送を見てもらえれば分かる」とも答弁したので、報道ス テーションを見て見た。これも的中した。毎日が書いた「遠藤五輪相に予 算化要請、創業者が献金」を取り上げている。

古館伊知郎のコメントは「我々としても相当検討しましたが法律上何ら抵 触していないことで問題はないというのが現在の見方」と毎日報道を一応 否定した。ところがその後がふるっている。

「ぷんぷんにおうのも正直なところです」と付け加えたのだ。「ぷんぷん におう」というのは、「疑惑が大いにある」と言っているのと同じであ り、放送法で定められている公正な報道を抽象的な表現ですれすれのとこ ろでかいくぐり、安倍政権に一発食らわせている。巧妙さというか悪賢さ が習い性となったコメントだ。

ステーションは最近、映像でも極めて巧みな反安倍姿勢を貫いている。3 日の予算委初日は全部見たが、波乱はほとんどなく平穏そのものであった。

ところがステーションの映像編集にかかると民主党の追及で予算委が緊迫 している場面になるのだ。これも巧妙に世の中を左に誘導する映像編集技 術と言うしかない。質問者の民主党・階猛は「言論機関が権力者の意向を 忖度(そんたく)し、権力者への批判を控えるようになるのではないか。

現に今も安倍政権に批判的なテレビキャスターやコメンテーターが次々と 番組を降板している。民主主義の健全な発展にもマイナスだ」と指摘した。

たしかに古館、NHKクローズアップゲンダイの国谷裕子、TBS系の報 道番組「NEWS23」のアンカー・岸井成格などが次々と降板する。自 民党内でこれらのキャスターへの批判が強いのは確かであり、自民党から NHKや民放幹部への「偏向報道批判」の指摘もたびたび行われている。

筆者は後でも触れるがこれらのキャスターは「左傾化」の傾向が強いと見 る。とりわけ安保法制や安倍の会見発言などをめぐっての批判がキャス ターやコメンテーターらから出されるが、民主党ばかりか共産党の主張や 論理をそのまま踏襲しているケースが多い。

さらに粗暴なまでの政見批判を繰り返すのがTBSの日曜早朝番組「時事 放談」だ。総じてTBSの報道姿勢を反映してか、常連は反安倍のバリバ リを用意している。

藤井裕久、武村正義といった爺さんたちが、理路整然と間違って、床屋談 義並みの「爺放談」を展開している。一番ひどいのが「婆放談」の経済評 論家・浜矩子だ。

概して経済評論家の予想は当たったためしがないが、浜はことごとく外れ ている。2011年に「2011年は1ドル50円時代が到来する」と予測し、『1 ドル50円時代を生き抜く日本経済』を出版した。また、2012年1月にも 「2012年は1ドル50円時代が到来する」と予測していたが、2016年になる のに実現していない。

2014年1月に年末の日経平均株価が1万円を割ると予測したが実現せず、 15年末にも「1万円を割る」と断言。新年は株価急落を番組で「ざまあ みろ」と相変わらずのゲスの極みの暴言を繰り返している。

この「ざまあみろ」発言はTBS関係者によると1万円割れ予想で視聴者 から批判が強かったことの裏返しだとのことだ。

しかし1万円割れにはほど遠い。アベノミクスを「アホノミクス」とこき 下ろし、視聴者の笑いを取ることには長けているが、こんなレベルの評論 家をおだて上げてしゃべらせるのが司会の御厨貴。

最近はワンパターンでマンネリ化している。「間違ってもいいから批判し てくれ」というのがTBSの報道姿勢なのだそうだが、素朴な視聴者が浜 のような評論家の話をうのみにして、株を売り買いしているというところ に考えが及ばないのだろうか。

階猛は質問で「萎縮の事例を申し上げる。NHK会長の籾井勝人が『政府 が右と言うことを左とは言えない』と発言している」と例に挙げた。しか し、この籾井の発言は報道への知識ゼロからくる「自粛」であり、態度の 横柄さは萎縮とはほど遠い。

報道機関の出身者なら口が裂けても言わない言葉だ。国会答弁からみて も、就任以来発生しているNHKの様々なスキャンダルからみても、籾井 は知性も知識も乏しく、世界的にもまれな大報道機関を指揮できる器では ない。

階が籾井に面と向かって「あなたには資質がない。やめた方がいい」と発 言したが、こればかりは共感を呼ぶものがあった。自民党内の空気も辞任 させるしかないというムードが強い。安倍は一刻も早く会長人事に取り組 むべきだ。

委員会質疑を見て、時の政権とマスコミの関係とりわけNHKや民放の政 治報道の現実を述べてきたが、自民党はともかく、政府がNHKや民放の 報道方針に直接的な介入をしたケースは極めて少ない。

過去には、民放各社に政権交代を実現するために偏向報道を促した「椿事 件」くらいのものだろう。今回のキャスター交代に政府の意向が働いたと 言えばもっともらしいが、長年報道に携わった経験から言ってそんなこと を政府が行えばすぐに週刊誌にばらされて、言論の自由への干渉批判へと 直結する。

そこまで安倍もやるわけがない。ある民放幹部が降板の理由について「視 聴者の反応が変化してきている」と漏らしている。右傾化と言うより、民 主党政権の羮(あつもの)に懲りて「脱左傾化」の反応が強いと分析する。

にもかかわらす、古館、国谷、岸井らの姿勢は相も変わらぬ左翼至上主義 であり、時代の風潮にそぐわなくなってきて降板することになると見るの が正しいだろう。要するに古くさいのだ。
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