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2016年02月06日17:11

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マクロ関連(効果もう吹き飛ぶ、中国と原油安起因の苦境続く・他

<再掲>
 29日夕の各紙web。日銀、マイナス金利導入を発表。日銀の当座口座(一般の銀行が預ける)に、利子は付けずに0.1%の手数料を取る。日本の金融政策で初。

→ これには正直驚きました。黒田総裁は市場にせかされやらされるのを嫌う、サプライズで政策効果を最大限にすることを狙う人だと思っていたので。マイナス金利はいずれやるにしても、しばらくしてから、市場が予測していない時期に突然やるんだとばっかり。。。



 5日夕の各紙web。日経平均終値、225円安の1万6819円。

→ マイナス金利導入前日(1/28)の株価(終値)は1万7041円なので、マイナス金利の効果は、これで吹き飛んだ。やはり一度は1万6000円前後までは下がりそう。






 29日夕の産経web。日銀は物価目標の達成時期を、「H28年度後半ごろ」から「H29年度前半ごろ」に先送りした。先送りは3回目。H28年度の物価見通しについては、1.4%上昇から0.8%上昇に引き下げた。

→ 原油安と、景気横ばいで、日銀が再び白旗。「2年で2%」は完全に無理な目標でした。




 2日地方紙。企業業績に急ブレーキ。東証1部上場419社の10〜12月期、9.6%減益。中国など新興国経済の鈍化と資源価格下落が逆風。

→ この2つの要因は、日銀のマイナス金利では改善しない。次四半期はどうなるか懸念される。




 4日朝日。SMBC日興證券の集計によると。2月までに発表を終えた1部上場547社(全上場企業の42.5%、金融を除く)の10〜12月期決算では、経常利益の伸びは前年同期比2.5%と、4〜9月期の20.7%から大きく減速。中国経済の減速と原油安が原因。

→ でもまだ赤字になっていない。今後が重要。しっかし、ホント実体経済は日銀の施策なんかじゃ決まらない。



<再掲>
 3日朝日。マイナス金利後、初の新規国債入札があった。基準となる10年もの国債の金利は、平均0.078%と前回の0.254%を大幅に下回り、過去最低に。

 銀行では金利引下げや定期預金の新規受付中止などの動きが出ている。地方紙によると、郵貯銀行でも金利引下げが不可避の見込み。

→ 借り手がおらず貸出先がない銀行は、マイナス金利でホトホト困ってる。なので超低金利でも国債に関心が集まっている(ので、金利が下がる)。無理に貸し出しすると、運用先が海外になるから円を売って外貨を買うので円安になる。これが現状、起きていること。銀行の経営は苦しい。

 まぁそれで日本株が割安に見えるようになり、海外投資家が株を買うから株価が上がるし、海外から来るインバウンドが増えるから観光産業は潤い、爆買い対象商品は売れるので、悪いことばかりじゃないけどね。効果も副作用も大きな金融政策。

 ちなみに、マイナス金利がもっと高く(低く?)なると。個人の預貯金から手数料が取られるようになるかも。




 4日朝日。原油安でメジャーに打撃。エクソンは純利益58%減。シェブロンは準損失710億円。

→ 苦しくても減産出来ないのは中東各国だけじゃない、と。南米のベネズエラとか、インフレ率700%とかで国家崩壊の危機にあるみたいだし。





 4日夜のニュース。NZオークランドで署名式が行われた。発効には参加12カ国のGDP85%以上、かつ最低6カ国が議会承認などの手続き完了することが必要。日米だけでGDP78%に届くので他に4国の手続きが完了すれば発効する。

→ メリット・デメリットあるけれど、長期的に見るとメリットの方が大きいと思う。オバマ政権のウチに発効して欲しい。。。んだけど。議会を通るか?微妙。大統領候補の多くが、票欲しさに今の合意内容に反対しつつあるから。

 まぁ日本も他国のことは言えない。TPP参加に舵を切った民主党が、票欲しさに反対に回る気配だし。日米ともポピュリズム政治家が跋扈しますね。
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