mixiユーザー(id:35441980)

2016年02月05日08:52

1008 view

2月5日(金) #1083 大阪・JR春のダイヤ改定で「取り残される存在」?

おはようございます。木下藤吉郎です。


今から35年前の1981年(昭和56年)の今日、三宮駅と神戸の人工島「ポートアイランド」を結ぶ新交通システム、神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)が開業しました。(当時は神戸空港未成であり、全便が6の字ループを描く現在の支線を走っていた)

■神戸新交通ポートアイランド線 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E6%96%B0%E4%BA%A4%E9%80%9A%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%B7%9A


また、今から60年前の1956年(昭和31年)の今日は、元宝塚歌劇団月組男役トップスターで、女優の大地真央(だいち まお)さんの生まれた日です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E7%9C%9F%E5%A4%AE


















2月5日 金曜日

今週も「朝の歳時記風日記・金曜鉄どーでしょー」にご乗車頂きまして、ありがとうございます。本日の関西地方は、京阪神、太平洋側地域では晴れ、丹後、豊岡方面・日本海側地域ではすっきりしない天気が予想されております。また、北日本、北陸では吹雪になるとの予想がされており、一部交通機関に運休や減便が発生している恐れがあります。どなた様もお気をつけてお出かけください。

さてけさの鉄道話は、先週の話の続きになります。この春のJRグループいっせいダイヤ改定に伴い、関西圏では東海道・山陽本線に新駅が2つ開業し、大阪環状線、阪和線では新型車両が導入されるとの話をしました。その一方で、阪和線と同じく大阪環状線に乗り入れる電車が多い路線の一つでありながら、何も目立った変更情報がないのが、大和路線(関西線)であります。またその大和路線と久宝寺駅で接続するおおさか東線についても、目立ったダイヤ変更や新型車両導入の話はありません。今回はその理由とみられる事柄と、目立った変更がなされるだろう時期について、完全な私の偏見ではありますが、語っていきたいと思います。

大阪環状線、阪和線にはこの春から3枚扉の新型車両が導入される事が決まっています。かねてから環状線では日中と夕方に、関空快速や大和路快速と同じ3枚扉を、環状運転する普通列車にも何便か充当する「社会実験」を実施しており、このたび本格的に3枚扉車を新規導入するという事ですから、大阪環状線において運用に当たる車両を3枚扉車に統一し、3枚扉対応のホームドアを各駅に設置する可能性は極めて高いといえます。大阪環状線、阪和線はともに人身事故が比較的多い路線であり、しかもそこには東海道線に直通する特急列車が乗り入れてくるので、ひとたびそれらの路線で事故が起これば、将棋倒しのごとく他路線に大きく影響が出てしまいかねません。それゆえ、優先的に環状線、阪和線においてホームドアの設置を始めとした事故防止や安全対策がなされつつあるものと私は見ています。

ホームドアの設置はなにも環状線、阪和線に限らず、多くの鉄道会社で導入推進が叫ばれている事ですが、一方で近畿圏の鉄道では扉の数がてんでんばらばらのものが同一路線を走るというケースが殆どであり、ごく一部の地下鉄およびJR線の駅にしかホームドアは設置されていません。相互直通運転がない路線であっても、普通列車と特急列車とで扉の数が全く違っているというパターンが近鉄、京阪、南海にはあり、これらの路線で地下鉄のようなホームドアを設置するのは無理と言わざるをえません。近鉄の車両が直通運転している阪神でも、阪神車は3枚扉車、近鉄車は4枚扉で、1両分の車両の長さも違っているので、阪神線内でもホームドア設置は無理と言えましょう。

話が若干それましたが、この春のダイヤ改定で大和路線、おおさか東線に新型車両の導入がないのも、ホームドアとの関係が大きいように私は思います。なぜならば大和路線には、いずれ3枚扉車への統一を目指すものとされる大阪環状線へ直通する大和路快速や区間快速が走る反面、すでに4枚扉対応のホームドアや転落防止柵が備わっている学研都市線、JR東西線へ直通している直通快速も久宝寺駅から東のエリアにおいて直通運転しており、ゆえに大和路線ではホームドアの設置に重要となるドアの数の統一が現行の運行パターンでは不可能だからです。

しかしながら、大和路線はこのまま国鉄時代からの車両がグズグズ走る「ボロの行き着く先」状態が続くとは、私は思っておりません。なぜならば、2019年春の全線開業を目指すおおさか東線の工事が完了すれば、大和路線、おおさか東線の運行系統が飛躍的に変わる可能性があるからです。

おおさか東線の新大阪駅〜放出(はなてん)駅間が現在工事中ですが、これが完了しますとおおさか東線は新大阪駅に直通するようになる事から、直通快速の行先は尼崎ではなく新大阪に変更となる可能性は高いと言えます。現在直通している京橋、JR東西線方面へは学研都市線からの便を増発して補完(放出駅で同一ホーム連絡)する事が可能であり、新大阪駅も尼崎駅も東海道線(JR京都線、JR神戸線)と線路が繋がっており、運用終了(終点到着)後の回送も従来までとさほど大きく変わる事はないからです。

ですから、大和路線、おおさか東線は他路線とは少しタイミングを遅らせて、新型車両を導入する可能性が濃厚だと、私は見ています。2019年春ごろ、このあたりが大和路線にも新型車両による普通列車が走り出す「転機」になるものと思えます。今回にこだわらず、今後の展開こそ注目すべきだと私は思いますね。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する