「法令じゅんしゅせなあきませんので嘘は書けません!」…「が、しかしお芝居は上手ですか?」
と担当医がうちのおかんに微笑みながら言わはった。
「いえいえ全く大根で
」とおかん。
昔の人間ってなるべく人様の手を煩わしたくない、御厄介かけたくないとか、我慢したりする事が身に付いているのよね。
私はよくわからないのだけれど、要介護と要支援の境目の症状って微妙らしいのね。
私にしたら大袈裟に、痛い!痛い!と言うとけばいいのに!と思うのだけれどね。ばか正直というのか。
先生の診断書もあってか、介護認定レベルが要介護1に。
担当医に作業療法士さんはじめ沢山のリハビリ専門家の皆さんのお陰で昨日の節分に無事に退院できた。
本当に有り難い。
家に連れ帰り、早速業者がベットとお風呂のすのこを持ってきた。
ヘルパーさんとの顔合わせで、週に何度かお風呂の見守りと掃除をしに来てもらう事に。
ベットはレンタルらしい。
買った方が安くつくんやないん?とも思うのだけれど、おかんがしたいようにと。
こういった制度は本当に有り難い。
本来ならば私が傍にいて世話せなあかんのにねぇ…
こんな状況になってしまった事にはなんでやの
と
残念に思わくはないけれど、このお陰で随分とおかんの顔を見る時間が増えたわ。
去年の7月からやったからね。
元気なまま、手術が成功していたならばたぶん、年に数回しか連絡がない限りは顔を見る事なんて無かった様に思うわ。
親がいるだけでも有り難い事なんよね
病院の広い食堂室や図書室、長い廊下で過ごしてきたからか
「なんや家が狭く感じる!こんなに小さかった?」と。
「うちはこんなもん!」
節分にあやかって、うちはうち
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