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2016年02月01日06:45

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ボランティアの旅 2016.01.31

今年4回目の常総でのお手伝い。

今回も先週来から継続してのお宅へ伺いました。
ただ、屋外作業ではなく、浸水した家屋での作業。
主には水に浸かってしまった壁の撤去、それが終わると床板剥がしと床下の泥出しです。

壁の材質は土と漆喰、石膏ボードの2種類。
バールや万能カマなどの道具を駆使しつつ、今までの経験を生かして撤去作業は無事に終わりました。
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壁材は依頼主さんの指示で砂利道に撒きます。これが後々、いい具合に沈んで風合いがでるそうです。
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チームメンバーの動きを見てもスムーズで、チームにノウハウが蓄積されているなとも感じながら、ニーズに応えることができました。

屋外作業と比べて、屋内作業、それも居住空間を壊していく作業はなんとも虚しいというか、気持ちの割り切りが必要です。
せめて慎重に、を心がけて。

***

昨日の南相馬に続いての今日のお手伝いでしたが、休憩時間には依頼主さんを含めて福島第一原子力発電所20km圏内の話題にもなりました。
国道6号線や常磐道が再開し、一般の人でも帰宅困難区域の街を見ることができるようになりましたが、依頼主さんも国道6号線を通った際に街の様子を見たそうです。

自然災害に加え発電所の事故。
間もなく5年間、人が住んでいない街がある。
比較して常総は一部を除いては被災後も人が住めることもできる。
常総の中でもお宅によって被災状況が異なり、挨拶にはまず被害内容が話題に出る。
被災しているにも関わらず、より被害が大きいお宅と比べて控えめになる、というお話しを。

被災後にも住むことができるということは、裏返せば生活できる状況までに復旧するエネルギーが必要ということで、それもまた住むことができないケースと単純な比較はできないでしょうが、違う苦悩があるはずです。

お手伝いできる内容は限られますが、できる限りをするために、またこの街に足を運びたいです。
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